CHUUNEN

 
SPCセットリスト
 
StereoType(※F・I・X)
NEW TRUTH
新曲
Spiral Double(※=DUB)
Distance to Substance
SUNBURST BROKEN
BURN UP THE CELL
 
 
エイジさん企画。SPC→CBMD→エイジさん。
トップバッターのSPCは初っ端からF・I・Xの「StereoType」でぶっ飛ばしてきた。イントロからもーーーあがるあがる。ていうかゲンドウさんもシメで床に膝着いてたりしたし…そーとう気合い入ってたんじゃないかと。3曲目は初披露の新曲(たぶん次の新譜に入る曲)。「初めてやる曲はみんなも戸惑うでしょ?」みたいなことを言ってたような…。DUB改めSpiral Doubleはアレンジとか音色とかかなり変えてきてたなあ。エフェクタは見た限りではDeluxeMemorymanで変わってなかったと思うけど、歪ませる(のを止める)タイミングとかちょこちょこ以前と違ってたと思う。まあギターも前回のLessThan企画からリッケン*1に変えたし…ね。中盤の間奏(?)後の「そして時は滅んだ…」*2て歌が入る(→サビへ行く)ところ、ゲンドウさんの歌とギターだけになってて、ちょっとDeath様ぽい感じで良かった。ゲンドウさんは歌(声)もすごく好き。G「えー今日は…ロストエイジに駆り出されまして…SHOWNEN(=企画名)てことで…中年のね、醜態を晒してますけどね…」。えええええ。いやまあ確かにゲンドウさんは中年Deathけど(ここここころされるぞおまえええええ!!!!!)(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)、エイジさんたちだって少年てほどは若くもな(ry …まあいいや(何が)。5曲目のDistance〜に入ろうとしたら中尾君がトラブってて「ドライバー持ってきて」とスタッフに指示。時間がかかると踏んだゲンドウさんがアンプ*3の上の水を飲もうとしたら、なんかアッサリ作業を済ませた中尾君が演奏を始めそうになっちゃって、ゲンドウさん慌てて戻る…という珍しい光景があったり。SPCといえば4カウントなし(でバシッと出だしが揃う!)だから、一瞬「うおお大丈夫かゲンドウさん!」て、見てるこっちが焦りそうになった。…ああもちろん、はーどこあキッズたちの ネ申 ことタケバヤシゲンドウ様ですから、そんなことがあろうともギターはいつものようにバッチリ鳴らしておりましたとも。うんうん。んでシメてゲンドウさんがMCしようとしたら中尾君が何かブツブツ言ってて、ゲンドウさんが「あぁ?何?」みたいに訊いたら中尾君が「今の曲もっかいやり直したい!」と。中尾君は自分のベースのボディの真ん中あたりを見せながら、恐らくピックアップ(?)か何かのネジが緩んでて弦が浮いて…みたいなことをゲンドウさんに説明していた(と思う)。G「あっそう。…あの、今ちょっと彼のベースにトラブルがありまして…ちょっと曲をやり直したいって言ってるんですけど(笑)。…まあ時間に限りがあるんでね」N「あーーー…ぁっもう!!!(←ちょう悔しそうに)」。G「じゃあ続きは2月9日に…ってことでね。あ、次はね、ロフトです。なんだっけ?ビートシティ…」H「ボリュウム・ツー!」G「…ん、それ。あの、ナートと…企画で。マウスオンザキーズとかパニックスマイルとか…あと俺らとナートで…やります。まあ…よかったら…来てみて下さい…」。アルバムの告知とかエイジさんとのツアーの告知は無し。SUNBURST→BURN UP〜と、最後も怒涛のごとく攻めまくって終了。あーやっぱかっこいいなー。ギターがリッケンてのにはまだ若干の違和感はあるのだけど、見た目が変わってもゲンドウさんの音はやっぱりゲンドウさんの音だし。今日はヘラさんがあまりよく見えない位置だったのがちょっと残念。しかしほぼ文句無しの内容だった。F・I・X、新曲、定番曲、と、万遍無いセットリストで満足満足。来月と再来月のライヴもアルバムもとても楽しみ。
遠方から来ていたお友達に一声掛けて後ろへ下がり、一旦休憩。エイジさんは今日でギターの清水君が最後ということもあり、なんだか場内の空気が異様に感じて、ちょっと居心地が悪かった。しかし、ほんの少し…のつもりでロビーに出たのに、結局CBMDの演奏中はずっと中に入らないままで終わってしまっていた。昨日もライヴだったし…ちょっと疲れていたのかもしれない。んー…ごめんなさい。そういえば、ティモの3人(ogさんひらさんわっちさん)とかsora内田さんとかしろぼし福本君しろぷ中畑さんとかいろいろ見掛けたなあ。愛されてるね、エイジさんたち。
トリのエイジさんは後方、眺めの良い位置にて観戦。ひとりひとりよりも"この4人"である全体像を目に焼き付けておきたかった。エイジさんのライヴを見るのは去年の熊谷以来で、もともとそれほどコアなファンでもないし新譜も聴いていないから、セットリストの半分くらいはよくわからなかった。曲はわかるけどタイトル知らないってのも多かったし。だからあんまり詳細な感想とかは書けない。つーか、こういうライヴでは大抵メンバーは最後まで平静を装おうとするものだと思うのだけど、五味兄は違ってた。兄「6年…ですよ。練習とかいろいろあるんでね…ほぼ毎日…ではないけど、まあしょっちゅう顔合わしてたわけですよね。それがもう会わなくなるわけやから…。それは…ね、やっぱ…寂しいですよ」。ちょ……ばっきゃろ…あんたがそんなこと言っちゃったらただのファンでしかないうちらはどうすりゃ良いんだ…泣かす気か!? 兄「しみちゃんは10年くらい泣いたことないらしいですよ」清「うん、今日も泣かないよ(にっこり)」。むしろ兄のほうが泣きそうな顔してる(ように見えた)し…。兄「まあでもね、大事なことは言葉に出さないと伝わらないというか…あのときちゃんと言っておけば良かった…とか、そういうの、ありますよね。愛してるとか…まあなかなか言えなかったりしますけど…」清「・・・愛してるよっ」…あーもーーー!泣かす気かっつーの!いいかげんにしろや…泣。ていうかまあ、そんな遣り取りがステージ上で繰り広げられるぜんぜんぜんぜん前からわたしは号泣していたわけだが…(え?)。つーかエイジさんが…ていうより別のバンドのこと思い出しちゃって…(えええ!)。だってさ、脱退しますってちゃんと告知があって"ラストライヴ"があってきちんと挨拶があってお別れが言えて…って、実際すごい恵まれてる(?)と思う。あとからいきなり「○月×日をもって脱退いたしました」て公式サイトとかにばーんと貼り出されて、ああじゃああれがラストだったのか…みたいな、そういうの、すごいつらいし。しばらく何も無くてある日突然"活動休止します"とか…さ。しかも後日メンバーの一人が"音楽を離れて休養することになりました"て…ナニソレ(どこのバンドの話ですかy-kさん)。休止の本当の理由はそれなのか、そうじゃないのか、いろいろ複合的な事情で…なのか、そこらへんの説明もほとんど無いし本人の声も聴けてないままだし…そんなのあんまりだ。そりゃあバンドの側にもいろいろ事情はあるだろうけども…。エイジさんファンはちゃんと清水君にお別れが言えて良いな…清水君の口から生でちゃんと言葉が聴けて他のメンバーの言葉も聴けて…「納得」は出来ないかもしれないけど「気持ちの区切り」はきちんとつけられるんだもの。「これが最後だ」とわかっていてライヴを見るのも確かにつらいしきついけど、でも、後から「あれは実は…」って言われるほうがきっとずっとしんどい。清水君は音楽を辞める訳じゃないし、バンドだって続いていくんだし。はー………。まあ、エイジさんのライヴに来ておきながら別のこと考えて泣くとか、実際すごい失礼なことだとは思うけれども…。でも、彼らの音や姿や景色やことばからいろいろなことがオーバーラップしてしまうのはどうしようもないこと。ああ話が逸れまくってる…ライヴの話に戻す→。コアなエイジさんファンにはどうだったかわかんないけど、わたし個人の中では、INSIDE/OUTSIDE→MIND JIVEがハイライトだった。単純にMIND JIVEが好きだっていうのもあるけれど。INSIDE/OUTSIDEの余韻の中でまず清水君のギターが静かに鳴り始めて、だんだんと音量を上げてゆくその歪んだノイズに満ちた空間をぶち破るように拓人君のギターが鋭く切れ込み、突き刺さる…っていう。あのイントロの流れ。これはもう二度とこの音では聴けないんだ…て思ったら、一旦落ち着きかけてた涙がまた堰を切って溢れ出してきてしまって、もうどうしようもなかった。わたしはエイジさんは、岩城さんのドラム、拓人君のギター、兄の歌、、、の順で好きなので(あえて順位をつけるとしたら…の話)、実は清水君個人のことに関して思うことはあまり無くて、だから、思い入れのあるファンの人たちからしたらわたしみたいなのは本当に邪道(?)で無礼で、ファンと認めるにすら至らないのだろうとは思うのだけれど、それはそれで…というか、うまくいえないけど、わたしも、わたしなりに"この4人"のエイジさんが好きだったし愛はあったつもりなのです(長さや数や深さといった量的な物差しでみるのではなく…)。うーん…。アンコールでは、清水君にお客さんから寄せ書きと真っ赤な薔薇の花束が手渡されていた。その薔薇の一本を引き抜いて口に咥える清水君。しかしどうにも収まりが悪かったようで、ぶつぶつ言いながら今度はそれをギターに挿そうと試みたりして。「んーーー…ああじゃあこっちに…(と言いながらマイクスタンドに薔薇を挿す)…うん、なんか、 ひ げ っていうバンドがいましたね」…っておいおいおいおい…いいのかそれは。ダブルアンコールで出てきたときだったかな…拓人君が「しみちゃんは音楽辞める訳じゃないし、俺らも俺らで続いていくから、そんな悲しいことじゃないです。湿っぽくならなくていいです」みたいなことを言ってたっけ…(言い回しはだいぶ違うかもだけど…)。素直すぎる兄の言葉も、相変わらずおどけてばかりの清水君の言葉も、じっくりと記憶に刻み込んだ。ふたりも、拓人君も、物は言わずとも音ですべて示していた岩城君も、みんなそれぞれこれから自分達の道を歩んでいくんだろうな。清水君と他の3人ではちょっとだけ道が分かれてしまうけれど、でもきっと、つかずはなれずで、これからもうまくやっていくんだろう。なんとなくだけど、そんな気がする。わたしはそんなに思い入れが無いからかもしれないけど、この日のライヴでなんだかもうすっきり出来たような気がしてしまった。4人ともちゃんと前を向いているってわかったし、(ステージと客席という距離はあるにせよ)直接本人の言葉なり音なりで意志を知ることが出来たから。これ以上何かを思うことも無いかなあ…って。まあでも、長年見ている人とかはやっぱりつらいんだろうな…そういうひとの気持ちや思いの深さ・重さの具体的な内容はわたしにはわかりっこない。だけど、とにかくつらいってこととか、そいうのはわかる。だから、もう会場にはとにかく居たくなかった。一秒でも早くその場を去りたかった。わたしはわたしの中で"この4人"のエイジさんとお別れをしたから、他の感情や感傷に流されるのは嫌だった。今日はとても良いライヴだった。それだけでじゅうぶんだ。しかし、そんなコアなファンでもないくせにいきなり泣き出すわ早く帰ろうって言い出すわ…かなり迷惑掛けたなあ…。ただもうごめんなさいとしか言えないです。ごめんなさい。
3月のツアーどこか行こうかなあ…(SPCワンマンだけでなくエイジさんも見に…)。うーん。

*1:今日も黒。青はサブだったのかも知れないけどステージの上には無かった気がする。

*2:歌詞はちょっと違うかも…

*3:今日はMarshallと…JCだったかな?記憶曖昧