大レコ発ライヴ

isawthelight2007-05-13

 
BEYONDSセットリスト
 
NEW FREQUENCY(新曲/仮題)
WHATS GOIN ON
BLACK SEPTEMBER
人間の証明(新曲/仮題)
The World Changed into Sunday Afternoon
シルトの岸辺で
 
 
FINE TUNING!presentsなherpianoレコ発。We Are!→GOD'S GUTS→KENNY BAKER→BEYONDS→herpianoの順にて。
開場前に最寄のローソンに入ったら、某SPZリーダーが店の外を歩いていくのが見えて「えええ!?」と。ててててていうか店内に入ってきたし…!リダだいすきっこ(痛)なわたくし、動揺しすぎて雑誌売場の前で固まってしまっていたのだけれど、そしたら、その固まってるわたしの前を、某たむらさんがスタスタスタスタと足早に通り過ぎて行ったという…。ぎあああああ!!!リダとすれ違tt…というかむしろさわっさわわっさささ触っ…きやああああああああ……(混乱)。ていうかリダは明るい茶髪という以上に白髪が目立tt…(なんでそんなところだけしっかり見てるんだ自分)。すみません恐ろしく昔に地元でマを至近距離で見たとき以上にエキサイトしましたが何か。もういっそ某さん風に腕組みしながら「エキサイトしたねーぇ」て言っちゃうよ!みたいな。赤黒ボーダーTと黒シャツとセルフレームめがね持って来い!みたいな(え)。あああドキドキした…。そんなこんなで開場して中に入ったら、あまりに恐ろしいほどに人が少なすぎて、ちょっと泣きそうになった…。きききききっとみんな開演する頃に来るんだよ…ね?そうだよね?と自分に言い聞かせつつ。oさんとかNさんとかとお話ししたりしながら開演待ち。それにしてもここ、いつもながら冷房効きすぎ。ほんと寒い。15分ほど押して、なんとかお客さんも集まってきて、ようやく開演。
1番目エクスクラメーション。回数は少ないが期間は結構長く見てるほうかな…と思うのだが、ずっと、悪くはないけど特に良くも無い…みたいなバンドで、今日もあまり期待してなかった。でも、前半はやはりイマイチだったけど、最後の3曲はよかった。初めて「良い!」と思った。スリーピースらしい音でバリッときまってて、おおお!となった。うんうん。客からの「髪切れー」ていう野次に対してボーカルが「明日、予約を入れてるんです。美容院」て返してて可笑しかった。つーかむしろベースのほうが長いよなー…髪。
2番目GG。ひさしぶりだったけど、ほんっと良かった。終始ニコニコしながら見てた。だって楽しいんだもん。谷さんが髭ほとんどなくなって髪も切ってて爽やか好青年!になってた。浅沼さんの髪は相変わらずすんごい長かった。タカヒロさんはしょっちゅう見てるからたぶんどこかが変わってても違いがわからない(おい)。あーもうだいすきGOD'S GUTS。たまんないっす。何が良いとかじゃなくて全部が良い。さいこう。周りのお客さんもすごい盛り上がってた気がする。終わってから「GOD'S GUTS良かったねえ!」て言ってるひといっぱいいたし、始まる前に勢いよく前に分け入ってきたひと(=GG目当てなひと)も何人も居た。お客さんみんな笑顔で、ステージ上の谷さんもタカヒロさんも浅沼さんも笑顔で、とにかく楽しかった。楽しかったしか言えないくらい、ほかに言葉が出てこないくらい、それくらい楽しかった。もうね、GGとNAHTとSPCがあれば良いよ!みたいな。シェルターでギャーン!とやられて「うわー!!!」てなれる自分内3大バンドだね、これは*1。そういえば谷さん今日はめがねは天井には掛けてなかったなあ…。タカヒロさんがスティック3回くらい落としてた。やっぱりタカヒロさんとこまつさんの音は似ている(と思う)。
3番目KENNY BAKER。いつぞやの砂上以来二度目。これも良かった!ギターさんが「ひさびさの新曲!」て言ってベースさんに「奥さんとひさしぶりにデートするみたいな感じ?」とか言われて照れてたり。なんだかこっちまで照れ臭くなったわ…(え)。「僕達もう10年くらいやってますけど…長くやってると(こんな素晴らしいイベントに出られたりとか)いいことあるね。ま、鳴かず飛ばずなバンドですけどね…」とも言ってた。右側のボーカルさんのほう見てると、袖でherpianoのギターのひととBEYONDS谷口さんが激踊りしてるのが視界に入ってきて、笑いをこらえるのに大変だった。踊りすぎですよおふたりとも…。いや、そのくらいライヴが良かったってことなんだけど、だけど、ふたり揃ってすんごい笑顔で同時に腕とか挙げてんだもん「イエー!」て。ほほえましすぎるっての。タスケテ!
そして4番目BEYONDS。新生BEYONDSとしては初のシェルター。谷口さんはしわしわな薄茶色×水色のストライプシャツとコーヒー色のストレッチパンツに銀ラメコンバース。あひと君は、それサッカーのフォーメーション書くボードですか?4-4-2ですか?3-4-3ですか?ダブルボランチですか?ラインディフェンスですか?わたしは1枚下げてスイーパー置いてゾーンで!のほうが好きですけど…みたいなカーキ半袖Tシャツ(何)。てっきんはグレーの霜降りTシャツ…ていうか京都とおなじ格好(だった気がする)。おかざきさんは白いTシャツだったかな。谷口さんは今日もギター無し(ていうかたぶん今後ずっと無し)。岡崎さんがギャーン…とギターを鳴らして、てっきんもデデデデ…とやって、ノイズがどわーってなってる中、谷口さんがマイクに向かって「BEYONDSでございます!」と爽やかに言い放ってスタート。1曲目は「NEW FREQUENCY(新曲/仮題)」*2。だいぶこなれてきたなあ…。岡崎さんのコーラスとかも勢いがあって良い感じ。曲をそのまま繋げてWHATS〜。俄かに前列のお客さんが沸く。おおおひさびさにモッシュか!?と思ったけど、そこまでにはならず。でも、さすが共演者も主催者も仲良いだけあって、ステージの下も(袖も)いつものドAWAYなときに比べればだいぶ盛り上がっていたと思う。最後の砂上以来の谷口さん@シェルターてことで、なんか(わたしが勝手に個人的に)感慨深くなっちゃったりするかなあ…とか思ったりもしていたけれど、ライヴが始まったらただ楽しくて、そういうことは忘れてしまった。谷口さんがギターを持っていたら、もしかしたら、そういうことも思い出したのかもしれないけど。マイクスタンドごとつんのめって絶叫するとかハンドマイクでぐにゃぐにゃダンシングとか、そういうのは"今のBEYONDS"での谷口さん固有のパフォーマンスなので(イーヴィルとも微妙に動きが違う…)、あまり連想する方向に行かなかったんだと思う。つーか、ギターを持ってた頃というか再開当初は、fOULなんだかBEYONDS(←旧のほうの意味合い)なんだかそれとも別の何かなのかいまいち掴めないなあ…みたいな、何やらごちゃごちゃに混ざってちょっとわけわかんなくなってる状態だったりもした気がするけど、最近(=主にギターを置いてから)はそれらがすっきり整理整頓されたような、fOULでも旧BEYONDSでもEVILでもない(しかしながら確固として谷口健である)パフォーマンスを確立したような気がする。うまく言えないんだけど、もう、見ててfOULを思い出すようなことは少なくなった。曲調とかは近いものもあるけれど、なんというか、谷口さんのこのバンドに於ける佇まい(ビヘイビア?笑)というのが、とてもくっきりとした輪郭をもつようになってきたよなあ…と。少し前まではなんとなくぼやけてた(気がしてた)。大体の形はわかるんだけど、ときどき、透けたり曲がったり歪んだり滲んだりしてて。でも、今はすごくはっきりくっきりしてる(気がする)。歌とかMCとか踊り?とか、昔の曲(FEDDISH〜とか)をやるときのあのカリスマ的なオーラも不敵な笑みも熱い目線も、シルト〜とか人間の証明(新曲/仮題)とかでの伸びやかで晴れ晴れとした歌声も、今はぜんぶ、きっちり地に足の着いた"新生BEYONDS"としてのものになっていて、以前にもまして威風堂々!というか、自信に漲っているというか、見ててすごく頼もしさを感じる。これは、谷口さんが…だけではなくて、岡崎さんやあひと君やてっきんにも言えることかもしれない。互いの呼吸がしっかりと合うようになったことで、個々のメンバーがこのバンドに於ける"自分"というのをほぼ確立したんじゃないかしら…と。足場を固めて柱も立てて骨組も出来てきて、ちゃんと"バンド"になってきた感じ。BLACK SEPTEMBERからMCを挟んでの人間の証明(新曲/仮題)、特にこの2曲で、4人がガッチリ噛み合って高まっていったあのテンション、凄かったなあ。圧巻だった。BLACK SEPTEMBERは元は短いインストだったからか、一旦音が途切れてまた始まる…という(The World〜みたいな)展開で、曲を知らない人には若干ノリづらい流れではあるのだけど。健「えー、あのー、KENNY BAKER、さっき見てたんですけども、もう、大○○○*3!素晴らしかったですねえ…。あの、GOD'S GUTSもherpianoも、ほんと素晴らしいと思っていて。なので、今日、わたくしたちも…良い…ライヴが出来ているんじゃないかなって、思います」。うん、ほんと谷口さんKENNY BAKER(もherpianoもGOD'S GUTSも)好きなんだなあ…ていうのは、さっき袖で踊ってたの見てたひとには100%伝わったと思う…よ(あんだけ楽しそうにしてたら誰でもわかるよ…)。で、さっきも書いたけど、このMCの後にやった人間の証明(新曲/仮題)が今日のハイライトだった気がする。ピンスポットの下でハンドマイクでアカペラでのびのびと歌いあげる谷口さん。歌詞は出だしが"幼少の頃にまいた(?)鈴の音はどこへ"とかだったかな…。とにかくすごくよかった。最新曲が一番良いって、つまり、バンドの状態がとても良いってことだと思うし。後ろ3人のコーラスも気持ちよく声が出ていて、この曲のもつスケールの大きさを改めて感じた。日本語で伸びやかに歌う谷口さん…ていうとやっぱりfOULのイメージなんだけど、これは、いわゆるfOULぽい曲ではないように思えてきた。近い空気も確かに感じるけれど、でも、これは絶対的に"今のBEYONDS"の曲だと思った。この4人で生み出した、まるで緑の新芽の息吹のような、みずみずしさやパワーを感じる。とにかく皆ライヴに来てこの曲を聴け!とわたしは言いたい。話はそれからだ。たぶんこの曲は次の音源に入ると思うけど、CDで聴いてもきっと半分も伝わらないと思うから。ナマで聴け!聴きに来い!ライヴに来い!と。うん。健「あのー、次回は、大・ザ・モ−ルスまつり…に、大出演、しますので(ニッコリ)。よろしければ是非」。谷口さん今日は"大"ブームですかそうですか。うはは。The World〜の「can fly?」「justice!」のところ、なんかひさびさに見た気が…(たった3ヶ月ぶりだったけど)。あひと君とてっきんが目線を合わせて、お互いにニヤリとしながらバンッ!とキメていたのがえらいかっこよかった。このふたりのリズム隊もかなり自分の色を出してくるようになったなあ…なんて。何より、あひと君の表情に余裕が生まれてきたっていうのが…。V&TOMんときみたいなユルユルさじゃなくて、キリリッと緊迫感を保ちつつ、でもいっぱいいっぱいではない…みたいな。うん、なんだろ、4人ともそんな感じなのかもしれない。…なんて、さっきからえらそうなことばっかり言っててすみませんすみませんごめんなさい。最後のシルト〜もすごく良かったなー(そういえば最近「緑色の光線」やってない気がする…あれ好きなんだけど…)。対バンのせいもあったかもしれないけど、なんだかとてもアットホームな感じのライヴを見られた気がする。そういう意味ではやっぱりシェルターだからかなあ…とは思った。AXだのCOASTだの夏フェスだのもまあ悪くは無いけど、シェルターで見ると自然に「お帰りなさい」て言いたくなるんだよね…そういう気持ち。次もモ−ルス企画だし、またあったかいライヴが見られそうな予感。身内や仲間の企画でぬくぬくしてろってことじゃなくて、なんかね、たまには全バンド笑顔全開!みたいな企画も見たいよね…ひとりの一般客としては。轟音だったりハードだったりコアだったりするけど笑顔!みたいな。ええと、わたしは、極端な例えで言えば、明るくて平和でやさしくて前向きで…な曲を主にやるバンドばかりを集めたとしてもそういう空気にはならないと思っていて、ほんとうに皆が笑顔になれるのは、出演するバンド同士もそしてお客さんもお互いを心底リスペクトしあっていてこそ…だと思うので。そういう意味でも今日の企画はとても素晴らしかったと思うし、そしてその中でBEYONDSもとても良いライヴをしたと思う、ということ。ん、なんかうまくまとまってないけども。
トリは主役のherpiano。まさにこのイベント全体を象徴するかのような、あったかくてキラキラしててしあわせな気持ちになれるライヴだった。ほんと、ずっとみんなニコニコしてるの、ステージの上も下も。あまりに良すぎて、明確な記憶がほとんどない…(え)。ドラムのひとが「こうやってハァハァ息切れしながらMCするのが夢でした」とか言ってて笑ったことくらいしか覚えてない。5バンドも出るなんて絶対途中で疲れるに決まってる…て思ってたけど、実際すこし疲れてたけど、でも、herpianoの音を聴いてたらそんなの吹っ飛んだ。やっぱバンドは3ピースだろ!とか最近思ってたけど、いやあ4人(以上)も良いよね!て思ったし(←超単純)。やばいなこれは。以前見たときも良いとは思ったけど、ここまでハイテンションに「良い!!!」とおめめキラキラで叫びたくなるほどではなかったはず。このイベントでこの位置(=トリ)ってのがまたハマッたんだろうなあ…。はああしあわせだ。大満足。アンコールは1曲のみで短かったけれど、このイベント全体に流れてた"みんなが笑顔になれる"っていう多幸感をぎゅっと凝縮したような素晴らしいライヴをみっちり堪能できたので、これ以上はもう望まない。ありがとうherpiano、ありがとうFINE TUNING!。
終わって外に出てみたら、先月のしろっぷ@リキッド以来な青木さんだとか、EVIL(IIのほう)終わって駆けつけたらしいDEATH郎さん(ゴスメイクまだしっかり残ってた)だとか、人がわらわらいっぱい集ってて、地上は大混雑。なぜかエイジさんのフライヤーとかもらったが、さすがに今日は本人は配ってなかった…よ(当たり前)。
ちらりとオオゼキ?に寄って飴買って、電車を乗り継いで帰宅。

*1:ほんと誰かこの3バンドで企画ブッキングしてほしい…そしたらわたしたぶんたのしすぎて笑いすぎてしぬ!何

*2:セットリストに実際「(新曲/仮題)」て書いてあったんだけど、これって、紙を見るメンバー本人達には全く不要な情報のような…笑。セットを見るかもしれないお客さんへのサービス?なのかしら…。

*3:素晴らしかった!みたいな意味の横文字を言ったんだけど、具体的な単語を度忘れしてしまった…orz