パーティー

 
今日は急遽フォーフォーティーに行ってきた。
ななななないんのすじゃくゆうきさんが、さつきさん(ex.はっか/ex.はーとばざーる)のソロライヴのサポートで出るというものだから。
今まで、けんたろう→あいはちゃん、ぺこ→ブロンディ篠原さんサポート&すろか中村君とのユニット、ひろし→ソロとやってきたが、すじゃくさんだけ何もなかった中(ヘアブレのドラム他と一度だけ合わせたりはしていたらしいが)、ついに今日、初ソトシゴトですよ!という。


とりあえず開場する頃に行って、中に入り、てきとうな位置で、のんきにおでんを食う。(おでんは今日の特別メニューだったらしい)
たまご、だいこん、ごぼう巻き、さつま揚げ。1個50円。もぐもぐうまうま。
ビールも飲んだ。(オッサン)
開演まで1時間もあるから、ひとりだし、ヒマでしょーがない。
たまらん棒をぱきぱき食べる。ぱきぱきぱきぱき食べる。食べすぎる。
んあー…わたしここに何しに来たのかしらん。(えー)


もっと男子率の高い客層かと思っていたが、意外に女性もけっこう居た。
ふむふむふむむ。


場内は、さつきさんの趣味(?)で、すすきやお面(狐とか和風のやつ)が壁面に飾られ、照明もいつもとちょっと違っていて、「パーティー」なんだなあと。
こういう"和っぽい空間"はけっこう好きだし、なごむ。
浴衣で来場されている方もいたし、十五夜にはちょっと早いけど、屋内で"秋"を感じられる演出で、なかなか良い雰囲気。


10分ほど押して開演。
ギターのおおさわさん(ex.かなびす)、どらむのよしださん(インスー)、ベースすじゃく、そして本日の主役・さつきさん、の順に登場。


この情緒溢れる空気の中で、さつきさんは一体どんなすてきな装いで出て来られるのだろうと思っていたのだが…意外にも(?)ふつうの洋装だった。髪型は真っ黒のストレートで前髪パッツンという具合だったけれども。
ライトグリーンに白い花の刺繍が入っている手作りっぽい短め丈のワンピースに、最近流行のウェスタンテイストのブーツという出で立ち。袖のボタンが緑だった。(私なら白にする)


すじゃくは黒いジャンパーみたいなのを着ていて、相変わらず暑苦しい感じだった。髪の毛もまた長くなってきてるし。
おおさわさんのギター、なんだったっけ。モズライトだったかしら。
よしださんは実は初めて見る。インスーは一度も見たことがないので。


さつきさんは最初はアコギ。
最初の1曲くらいは、ゆったりめの曲調で、あー女性ボーカルってこういう感じだよなあ…と。
でもすじゃくはピック弾きだったし、よしださんのシンバルの音もふつうにバシバシ鳴っていて、あんまりアコースティック寄りのアレンジでもなかったというのは予想外だった。
そのあと確か2曲続けて演奏。ミドルテンポな曲。


4曲目(たぶん)で、さつきさんがエレキ(フライングV)に持ち替えていた。
ぐっとテンポが速くなり、さつきさんのギタースタンドとベースアンプの間に挟まれて奥に押し込められている状態のすじゃくは、かなり窮屈そうにみえた。だってガンガン動いていたから。
なんか、ベースのネックがさつきさんに当たるんじゃないか?とか、ギタースタンド倒すんじゃないか?とか、要らん心配をしながら見てしまった。


そのあとは、またさつきさんがアコギに持ち替えたり、エレキになったり。ちょっとせわしない。
ぜんぶで6曲くらいやったかな。
ほぼ1曲ごとにMCとか曲の説明みたいのが入って、結構のれる感じの曲をたくさんやっているわりに、ライヴの進行のテンポはあまりスムーズではなかった気がする。
スタンディングではないから、これくらいが丁度良いのかもしれないけれど。


ここで一旦バックバンドは楽屋にはけて、さつきさんのソロで弾き語り。
入場時にもらったしおりみたいなものに「駅前でフォークの路上弾き語りをやっていた」とか書いてあって、意外だなーと思っていたのだけど、これを聴いて、あーなんかわかるかも…と思った。
わたなべはまこさんのカバーをやったり。けっこう歌がうまいな、と。
はーとばざーるって全然知らないのだが、あのへんの時代にメジャーデビューしてたようなバンドはけっこう微妙なの多かったから、さつきさんもそんなすごい歌うまい!って感じではないのかな…と勝手に思い込んでいたのだった。ごめんなさい。


2曲ほどやって、おおさわさんだけ出て来て、今度はさつきさんはギター無し。
あ、わたなべはまこカバーはこっちでやったんだったかな…。記憶曖昧。


そして更にゲストのはやしれいなさんが加わって、はやしさんのバンドの曲のカバーなど。
はやしさんが出てきた時にちょっとセッティングが変わったので、その間少し空いたのだけど、その時の繋ぎのさつきさんとはやしさんのトークの内容は、私にはちっともわかんなくて(お互いのバンドの内輪ネタとかだったので…)、さっさとライヴの続きやってほしいなー…とか思ってしまった。
このくらいの人数でこういう場所で…だし、内輪っぽい空気が強めに出てしまうのはわからなくもないけど。内輪じゃない人にはただのつまんない時間でしかないから。(なんてね!)


さつきさんの声は嫌いじゃなかったのだが、はやしさんの声(というか歌い方)はちょっと苦手だったかなあ。
女性ボーカルは全般的にあまり得意なほうじゃないけど、特に、甲高いのとねっとりしすぎなのが苦手だったりする。
(ちなみに好きなのは、こっこ、ニカさん、おだにみさこさん、ばんちゃん、いしばしさん(ぱにすま)、ううあ、等)


はやしさんとのセッションが終わり、再びバックバンド登場。
すじゃくは上着を脱いでテーシャツ姿。お、爽やかになってる。(なぜかさっきまで無かったキャップをかぶっていたのは余計だったが)
おやすみしている間よしださんもすじゃくも(おおさわさんも)ビール飲んでたりしたので、大丈夫なのか?とか思いつつ。


前半よりさらにノリの良い感じの曲を中心に、たぶん4、5曲。
すじゃくは、頭をガンガン振って、ネックもかなり勢い良く振り下ろしたりしていて、今度こそ機材か何か壊すぞこれは…と、見ててハラハラしてしてしまった。
途中でさつきさんがそれに気付いて、もっと前へ出て来ていいよ…みたいなことを言ってくれたので、ギタースタンドをどこかに片付けてもらい、ようやくスペース確保。これでやっと安心して見られる。


さいごのほうのメンバー紹介で、すじゃくはもちろん今度出るシングルの宣伝をしたのだけれど。

「えー、今日聴いて…って、ベースの音で気に入るか!?…まあいいや、なんかようわからんけど、いい音やなーって思ったら、…ってほんと全然わからんなこれ(ブツブツ)…ま、なんか、気になった人は、聴いてみてください!」


って、なんだこのセルフ突っ込み満載のMC。ひどい。
(わけわからんのはむしろ あ な た で す 。)
(しかしなぜか場内大ウケ)(えー)


アンコールはさつきさんがひとりで出て来て、はーとばざーるの曲を1曲やって、終了。
7時過ぎに始まって、8時半前には終わってた。けっこう曲やったと思ったんだけど。こんなもんなのね。




うーん、正直に言う。
あんまりおもしろくなかった。


おもしろくなかった…っていうのはちょっと違う気はするけど…。
なんというか、特に新鮮味もなかったし。すじゃくが日記で「ななないんにはない曲調」とかいうのを強調していたけれど、そんなでもないというか、特にすじゃくの音が違うなーという印象は受けなかった。
女性ボーカルでゆったりめの曲調というから、指弾きするのかと思ったけど。結局ずっとピック弾きだったし。いつものようにガンガン動いてたし。


仲良しバンド仲間のライヴのヘルプで弾いて来ました!くらいの感じにしか見えなかった…といったら言い過ぎなのだろうか。
まあ、こうゆうのは、あの内輪ノリっぽいライヴ全体の雰囲気のせいもあるかもしれないけれども。


うーん、でも、どうなんだろう。
すじゃくさんがどうのというより、単に、ベースはそういう特色とか個性とかを出しにくいパートっていうことなのかもしれない。
思い出してみると、たけいさんがイベントでTMGEとかやった時も、べつにそんなすごい新鮮!とまでは思わなかったし。(髪型とか選曲とかがアレだったから、そういう意味ではすんごい面白かったんだけど。純粋に音だけの話でいえば…ということ)
あくまでスタンダードなプレイが求められるパートだものね…。
だから、べつに、個性とか新鮮さとか、そういうの、もともと出そうとしていなかったのかもしれない。自分のバンドの中ではべつとしても。他所で弾く時は、そういうのはむしろ抑えているのかもしれない。


けんたろうがあいはバンドでやった時と比べるのがそもそも間違いなのかしらん。
ペコは中村君とふたりのユニットだから、個性でもなんでも出さなきゃそもそもやっていけないし。
ひろしはソロだから当然そうだし。


ここまで4人それぞれのものを見てきたけど、すじゃくさんが一番わかりにくいのかもしれないなあ。
楽器の面でも、参加形態からみても。
うーん。


ただまあ、自分の正直な感想としては…ということで。


見に行ったことを後悔はもちろんしていないけれど、次も見に行くかっていったら…微妙。
(けんたろうのなら何度でも見たいと思うけど)
さつきさんの歌も、悪くはなかった(ふつうにポップで聴きやすい曲が多かった)が、また聴きたい!っていうほど気に入ったわけでもなかったし。


うーん。




ななないんのライヴが見たい。