大人になんか解ってたまるものか!

isawthelight2005-08-10

 
そう、あのひとはいつでも満面の笑みを返してくれる。




開場時刻になり上にあがると、なんだか少しざわめいていた。
イベント内容を示す黒板に近づいて行ってみると……


あああああさのただのぶ!?


今日のイベントは、ねすとのサイトでは、よーさんといっそんと健さんのほかに一応「and more」がついていたのだけど、よその告知では「and more」が無いものもあって、実際その「and more」は有るのか無いのか?という状況だったわけだが。
てゆうか、「and more」有りだとしたら、シェルター番長(myライバル)(うそですごめんなさい)じゃないの?って思ってたのに。
ぜんぜんちがった。平均年齢下がんない感じだった。(あ、でも、あさのただのぶって結構若いんだっけ?)


下におりていったら、なんと、椅子が並べられてあった。
うー…わかってたらもっと早く入ったのに……。


自分はなんとか席は確保できたのだけど、これじゃあ開演ジャストくらいに来る人たちは、見る場所がないなあと。
段の上もスペースが限られているし。
前売チケット枚数出てなかったのかもしれないが、ちょっと、これは、なんだかなあ…。
平日なんだし、客層的にも、当日券で開演直前(もしくは開演後)に来る率、かなり高いと思うのだけれど。
(着席して見て欲しいっていう趣旨のイベントだったってことかしらん…)


ステージの真ん中には、あさのただのぶのものと思われるナチュラルカラーのテレキャスが一台。
そして椅子、マイクスタンド。
その後ろに(恐らく全員分いっぺんに並べてあるのでしょう…)何台ものギターアンプが並び、ステージ上に、まるで小部屋みたいな空間。


やや時間が押しての開演。
トップバッターは、やはり、あさのただのぶ。


…だったのだけど。


次は健さんだと思ったら、緊張とかいろんな感情とかが渦を巻き始めてしまって、ぜんぜん聴けず。
申し訳ないなー…とは思いつつ、どうしても集中できなかった。


1曲1曲MC挟んでたなーとか、メロディのセンスはおもしろいかも…でもあんまり歌うまくないな…とか。
そういうぽつぽつとした感想(?)はあるのだけれど。
うーん。
ごめんなさい。




で、健さん終わったら終わったで、気が抜けたのか、こころが全く無防備の状態になってしまっていたらしく。


3番目のよーさんの時は、2曲目(walkman)3曲目(sunn)とかでもう、だばだばと涙が止まらなくなってしまって。


だって、よーさんってば、こんなときに限って(?)すんごい選曲なんだもの。


4月とか9月とかやるんだもの。
未完成までやるんだもの。
たたみかけないでほしいよ…まったく……。


涙があまりにだらだらと止まらないので、後半ほとんど、タオルで顔押さえながら聴いていた。
あやしすぎる自分。
(のどがひっくひっくなるくらい、自分でもひいちゃうくらい、ほんとに止まんなかった)
(周りの客はともかく、よーさん…ひいてなかったらいいなあ……)




そして、トリはいっそん。


序盤2曲がなぜか民生のカバー。
これがもう、ずっぱまり。すんごいよかった。


でも…そこから先が・・・なあ。


いきなり 摩 訶 不 思 議 テ ー ゼ は無いんじゃないかと。


(ちなみに、アンコールは、オーバーラップワルツと雲のいびき)


しかも、「ほんとはここはドングリが歌うんだよ、(−−−歌マネ−−−)ってね、天使の声って言われてて」とか、そういう話をしながら…だもの。


斜め前に居た明らかにはすきんファンな女子は、ずっと目元をぬぐいながら聴いていた。
ほかにも、同様な人がちらほらと。


私はそれほどはすきんに思い入れはないけど、だからまだ黙って聴いていられたけど、自分の大好きだったバンドの人に同じことをされたら、たぶん、耐えられないと思う。


だって、これは、はすきんぐびーの曲でしょう?


むしろ歓声をあげてるファンもいたけれど…そういうものなの?
曲が好きなら、またいっそんの声で聴けたら、それでいいってことなの?


この曲は二度とはすきんぐびーの曲として聴けないのに、それで、嬉しい?


価値観なんて人それぞれだってわかってる。
でも、私だったら、いやだ。


歌ってる人が同じでも、あれはバンドの曲だもの。


もうそのバンドは無いんだよ?
二度とバンドで演奏されることは無いんだよ?


屈託ない顔で笑いながら歌ういっそんを、少しだけ、憎いと思った。


つーかアンコールで「何やる?」って振られて、フツーにはすきんの曲をリクエストする人たちもすごいわ…。


みんな、他のメンバーは居なくてもいいの?いっそんの歌だけあればいいの?
あのメンバーでやるからこそ、だったんじゃないの?


こういうこと思って聴いてたのって、私だけなのかしらん………。


だけれども、いっそんの歌はほんとうに素晴らしかった。(だからなおさら憎かった)
声の伸びとか、作り出してる空気感とか、ほんとうにあたたかくて。
こう言っちゃあなんだけど、はすきんより、こーなーやいっそんソロのほうが、私にはしっくりきてる。
まだ数回しか見ていないけれども。


あの声、好きだなあ。






健さんは2番手で、ぜんぶ新曲だった。


ファウルの曲はやらなくて、すこしほっとした。


意外にも全曲日本語詞だったなあ。
(びよんずもアレだし、英詞なのかしらん…って勝手に想像していたりもしたのだけれど…)
まあ、日本語詞っていっても、たかだか1ヶ月くらいで作ってきた(と思われる)曲にフツーに「サンテグジュペリ」とかいう単語入れてくる人なんて、健さんくらいだろうけども。
(しかもそれがサビて…)


ああそうそう、ギターが赤のSGだった。
よーさんがリッケンだったんだけど、健さんがリッケンじゃなくてよかったと思った。
(「解散」じゃないとはいえ……まだまだ飲み込み切れていないのでね…)


MC(衆議院選挙ネタ)とか、歌いながらステージ上を徘徊(?)することとか、腰に両手を当てて休むしぐさとか、やっぱりぜんぶ健さんで。
そんなの当たり前なんだけれど、なんだか、もう、それだけで胸がいっぱいになってしまって。




始まる前、楽しみなような、楽しみじゃないような、変な気分だった。


健さんの鳴らす音は聴きたいけれど、でもそれがファウルじゃないっていうのはどういうことなのかな?って、ぐるぐるぐるぐる考えてしまって。
健さんが、ソロとかびよんずとかを楽しくなっちゃったら、もうファウルをやる気になんなくなっちゃったりしたら、どうしよう?とか。
ほんと、バカみたいなんだけど。




健さん、笑顔だったよ。


にこにこしながら、いつもの百面相も交えつつ、思いっきり声を張り上げて、歌ってた。
久々だからか声はいまいち出ていなかったけれど、でも、健さん健さんだったよ。




感想というか、そういうのはうまくことばに出来ないけれど、とりあえず、見に来てよかったな、と。
それだけは確かにそう思ったから。




あ、よーさんが「二人の天才(=あさのただのぶ&健さん)の後だと、やりにくいですね」とか言ってた。途中のMCで。


で、一方の健さんは、
「リハでさっきヨーチャンの歌を聴いたんですけども…もう、あれはね、聖歌」
「教会で歌うあれですよ」
「なんていうのかしら…僕も…歌とかね、もっとこー…透き通る感じに、したいんだけれども…」
「ギターなんかもね、もっと、クリアな…感じに、できたらいいなって思ってるんですけどね」
「うーん…、なかなか…、なかなか…ね、むずかしいですよねえ…」
と。


あさのただのぶは「こんなすんごいメンツに入れてもらって…」みたいなこと言ってた。
(いっそんは特に何も言ってなかったと思う)




ビール2缶飲んだけど、ぜんぶ目から出ちゃったからなー。
ああ頭痛い…。(←バカ)


さてさて帰りますか…と、エレベーターに向かっていったら、ちょうど到着してドアが開き、先におかあさんとちいちゃな娘さんの親子連れが乗り込んだ。
私らは3人だったので、(ねすとのエレベータはとても小さいので)一緒に乗るか躊躇していたら、おかあさんのほうがドアの「開」ボタン押しながら「乗りますか?」と声をかけてくれたのだけど。


うわあえらい若くて細くてきれいなおかあさんだなーと思ってよくよく顔見たら、 C H A R A だ っ た 。
ギヤア!


ちゃちゃちゃちゃちゃちゃらにエレベーター待たせちゃったよ……ガクブル。
ごごごごごごめんなさい。(なぜか謝ってみる)


もちろんエレベーターは乗らなかった。(乗れるわけぬい…)


で、次のエレベーター待ってる間に、フロア内をなんとなく見てたら、俳優のおかだよしのり君(…だっけ?)が居た。
(入場前にあさのただのぶも間近で見たが、あさのただのぶは想像通りの縦横幅だったのに、おかだ君は想像よりふたまわりくらい小さくてびっくりした)
(ちゃらも想像よりすこし小さかったなあ)


ちゃこちゃんも来てたし、きれいな人やらかわいい人やら盛りだくさんで、いい目の保養になったのぬーん。
(まあ、とかいう割に、自分がいちばん潤わせていただけたのは……………なんだけどぬ)
(見た目なんか大した問題ではないのだよ)(とか言うな)




帰りにパクもり行こー!とか言ってたのに、結局うっかり通り過ぎてしまって、行けず。(阿呆)
おうちで焼きそば食べて就寝。。。