割箸がゆれる

isawthelight2007-07-06

 
BEYONDSセットリスト
 
The World Changed into Sunday Afternoon
PRESENCE OF MY MIND
シルトの岸辺で
NEW FREQUENCY(仮題)
Tekkin#(仮題)
リグビダートル
I CAN'T EXPLAIN
Over Shallow Sludge
 
 
もーーーるすまつり!第十伍回!
会場に向かう途中、ビレバンの前辺りで中山君とすれ違う。あれ?もしかして今日見に来てる!?…まあBEYONDSmooolsだもんね。ハコ付近でてきとうに開場待ちをしていたら、再び中山君登場。やっぱりこのライヴを見に来たみたい。開場して中に入ったら、まだ焼きは始まっていなかった。ビール飲んだりしつつ、焼きの開始を待つ。うっちーさんのエプロン姿もこれで見納めか…うーむ。しばらくして無事焼きあがり、出来立てをいただく。ウマー。こりゃビールもすすむわ〜。←オッサン!?
ほどなくして開演、まずRyoHamamotoさん。初見。恥ずかしながらお名前を聞くのも初めて。サポートのドラムの方(かじやま君がパーマかけたらすごい似てるとおもう。叩き方は州一郎さんぽかったが…)とおふたりでの演奏。ギターはアコースティックではなくエレキ(メーカーわからんかったがストラトタイプのもの)。ぽわーんと歌いはじめて、やわらかくてやさしくてきれいな歌声で、おおお!と。しかし、仮にももーるすまつりのゲストだもの…ふつうの「すてきな歌をうたうひと」ではないのでは…?と思っていたら、やはり。「次は、昔、mooolsと一緒のコンピに収録された曲をやります…フランス語の曲です。エマニエル夫人」。・・・・・え?すみませんもう一度タイトルを???…ていうか歌いだしたら本当に「エマニエル夫人」だし。しかも、サビで自分で可笑しくなっててふきだしながら歌ってるし。ひどい…さすがもーるすまつりに出るだけのことはあるね…(※もちろんほめています)。場内みんな大笑い。声がきれいなだけに、尚更可笑しい。その後はまたふつうにグッドメロディな曲をやっていたし。このひとの芸風(?)が読めないぜ…さすがだ。さすがだよもーるすまつり。既になんだかたのしくてしょーがない。
2番手にBEYONDS。うしろ振り返ったらYさんが居た。あらまーこんにちは。健さんは今日もギターは無し(と一応書いてみる)。グレーに黒のドット柄のポロシャツに濃茶のパンツ、今日はラメではない白黒スニーカー。岡崎さんもポロシャツだったような…。あひと君はまたカーキのサッカーT、改めて「あーそういえばパーマかけたんだっけ…」とか思う。てっきんは白T。例のSEで登場、岡崎さんがジャジャーンッと鳴らして、健さんが「こんばんは!BEYONDSでございます!…ンアッ、ザ、ワールド…Changed…(※以下宇宙語)」とタイトルコール(?)をして、1曲目。「Can fly?…Justice!!!」でもうウアーッ!てなる。健さんもスタートから全開。ステージ上を縦横無尽に暴れまわってる。で、シメを引っ張って繋げての2曲目、PRESENCE OF MY MIND!!!!!ギャーーーッ!!!岡崎さんのギターのあのイントロが!うわー!うわー!うわー!テンションあがりすぎて、もう、いとうさんばりに(?)のけぞるかとおもった(わたしあそこまで身体反らんけど)。後追いファンは後追いファンなりにUNLUCKYは何度も何度も何度も聴いてるから、このイントロには無条件で反応してしまった。周りがどうなってたとかぜんぜん知らんけど、わたしはたぶん、ひとりで奇声発しまくってたと思う。ギャー!とかウァー!とかそういうの。だってもう、すんごい聴きたかったんだもん、この曲。ここしばらく、旧曲でやってない曲を新たにセットに追加するってのが無かったから、まさか今日これが来るなんて予想もしてなかった。うわーん!健さんもさっきより更に更に動き回ってて、てっきんもガンガン頭ふってて、そのダンダンダン!と床を踏む衝撃音まで伝わってくるみたいで、すんごい楽しくて。で、シルトやってNEW FREQUENCYやって、なんとその次に新曲がきた。すごいなー!ファウルのときからは考えられないハイペース具合(とか言うな)。これらがこれから録音されて音源になるのだね…。この新曲は、ちょっとBLACK SEPTEMBERぽいダダダダダダダーッなかんじと緑色の光線のような混濁っぷりとを併せ持った…ってぜんぜんわからんよねこんな説明…まあいいや(?)。うん、割と短い曲だったように思う。でも、BLACK SEPTEMBERもだんだん長くなってったし…これからまたいろいろとアレンジなども変わってゆくのかもしれない。リグビはもうすっかり馴染んだなー。ゴォアアアッ!!!てなるときの健さんのあの咆哮がたまらん。あれ見るとこっちもウギャー!てなる。いとうさんがマイク食うのなんてこれに比べたらまだまださ…(いや、追いつかれてもそれはそれで…なんだけど)(何)。I CAN'T EXPLAINか何かのとき後ろから「ホーゥ!」みたいな声が上がってたんだけど、大地さん…居た?違うひとかな?なんかちょっと声が似てた気がしたんだけど…。最後は…「Over Shallow Sludge」とセットには書いてあったと思うのだが…なんだろうこれ。新曲?歌詞がよく聴き取れなかったけど、サビはハモリつきで「Over Shallow Sludge」て言ってたと思う(泥…の下?んー…eyの「泥濘に住む男」みたいなタイトルなんだろうか…英語ぜんぜんわからんなー…)。なんかのカバーとかだったりするのか、新曲なのか、ちょっとよくわからなかった。シルト〜に近い雰囲気の曲かなあ…とは思ったけれど。やや壮大(深淵?)な世界観というか、哲学的というか…。んーどことなくファウルイズム漂う感じ(なのかな…)。つーか今日、人間の証明(仮題)やんなかった。聴きたかったのに。RIJFは行かないから、次聴けるとしても10月か…。はー…。健さんのMCは「えー我々、フェスに、出るんです(ニッコリ)。あのー、その、こう、メインストリームをね、我々も…ちょっと、歩いてみようかな?と、こう…メインストリームを(←道がぐいっと行くジェスチャーをしながら)、ね?うん」みたいなのとか(メインストリームて…BEYONDS売れ線狙ってます!てことで良いの?笑)、あと、てっきんに促されて「あ、そうそう、あの、わたくしたちも、来月からレコーディングをしまして、9月くらいまでやって…12月には…皆様にお届けできることになりましたっ!(満面の笑み)」と。うおおおお年内に新譜!?(いちおう沸き立ちつつ微妙に半信半疑な感じの場内の空気がなんかうけた…)(え) あ、あと、次の告知もしてた。「次はー…10月の…いっぴ(=1日)に、ロフトで…やりますので。みなさま、是非っ(ニッコリ)」。こーれが…なんのイベントなんだか……すんごいチケ激戦ぽいやつなんじゃないかという気がするのはわたしだけ?去年のピザ祭みたいにさ…こまるんだよなあそういうの。BEYONDS自体が売れて…っていうんなら納得するけども…うーん。やー、しかしBEYONDS楽しい。てっきんが健さんに負けじと暴れまくってて、だけど時々、あひと君と目を合わせて笑顔見せたりするのね。岡崎さんの冷静沈着ぷりは相変わらず頼もしいし、4人の絶妙なバランスっていうのか…バンドとしてすごく良い状態だなあと。これはレコーディング(音源)も期待できそうですなー楽しみに待っていよう。(そういえば健さん、以前MCで「新曲のキーの高いところが出ないからボイトレに通おうかと…」みたいなこと言ってたけど、結局どうしたんだろう?)
ほんでお待ちかね、主役のmoools。酒井さんの髪の膨らみ具合がますます凄いことに…(梅雨だから?)。今日ももちろん靴を脱いで靴下で演奏。セットリストとかぜんぜんおぼえてないんだけど、とにかく笑いまくった。ギターネックを順々に指であがっていって、はみだして身体とか顔とか弾いちゃうあのパフォーマンスもまたやってたし、有泉さんの前を横切って逆側の壁に頭つけて弾いたりとかもしてたし。それ見て毎回爆笑してるうっちーさん。なんかね、フロントのひとがおもしろいことしてて、ドラムのひとがそれ見て爆笑してるのって、好きなんだよね。大地さんもいつも健さん見て笑ってたから。あと、中畑さんもあひと君のへんな動き見て笑ってたりするし(V&TOM)、かじやま君もいとうさんの有り得ないアクションにしょっちゅう「ガハハハハハ!」てなってたりするし。あれ、なんか、良いなあって思う、最近。笑いつつ、タイコはもちろん一切ぶれずに叩くのだ(まあ当たり前なのかもだけど)。酒井さんはああいうことしつつ、常に無表情で、それがほんとに可笑しい。まあそれ以上に、酒井さんの変な行動にもうっちーさんの爆笑にも全く我関せずといったふうにすまし顔で演奏し続けてる有泉さん…なんだけど。あれ見てよくふきださずに居られるよなあ…。だって、酒井さんが目の前で床に寝っ転がろうと、そこから片脚あげてシンクロみたいなことをしようと、ピクリともしないんだもの。でも、さすがの有泉さんも今日はちょっと壊れて(?)た。途中でベースの音が出なくなって、アンプを替えるから…とちょっとだけ中断してて。酒「ああ、そこ、替えるの?そこ、こだわるんだ?」有「音、出ないから(苦笑)。アンプ替えます」酒「ああ、そう、音出るかどうか、そこ、こだわるんだ?」有「…(笑)」酒「しょーがないですね」客「(笑)」酒「じゃあえっと…あのー…この…もーるすまつり…もーるす焼きがですね、まさかこのようなことになろうとは思ってなくてすね」内「(笑)」酒「あのー、べつにもうやらないわけじゃないんで…」内「そうそう、もーるすまつり終わるんですか?とか言われたりしてね」酒「つーか、moools終わるんですか?辞めるんですか?みたいな?」客「(大笑)」酒「やめないですよー…まだまだ…(ブツブツ)」有「(直ったらしく音出し)」酒「あれ?もういいの?」有「ああうん」酒「なんだ…もうちょっと喋ろうと思ったのに……」内&有「(笑)」酒「あのー、もうちょっといいですか?」客「(笑)」酒「あの、ちょっと僕、流行らそうかなって思ってることがあるんですけど、見ていただけますか」客「…(笑)」酒「えっとですね、あのー、まず、空振り一本締めっていうやつなんですけど」客「(笑)」酒「よぉーーーっ!…スカッ(←交差しすぎた自分の腕で自分を抱き締めるような状態)…みたいな?スカッと空振りしすぎて、きゅうっとなって、腕の関節がイテテテ…ッ!みたいな?」客「(笑)」酒「どうですかね、これ、流行りませんかね?」内「(バカウケ)」酒「あとね、もうひとつ、あみん乾杯っていうのもあるんですけど」客「(タイトルだけで爆笑)」酒「あのですね……(右腕を曲げて応援するときみたいに体の前で振りつつ、更に両足かかとを上下させながら→)かわいいふりして♪かわいいふりして♪かわいいふりして♪…カンパーイ!!!…てやつなんですけどぉ」客「・・・・・(笑)」内「アッハッハッハッハッ(大笑)」酒「(突然思い出したようにまた有泉さんの様子を伺う)」有「(OKだけど?というように首を傾げてアイコンタクト)」酒「…こ、このーぉ!おまえのせいだぞぉっっ!!!(←顔真っ赤)」有「(たまらず大笑い)」。うわあ酒井さんが照れてるよ!そして有泉さんが笑ってるよ!あ、あと、なんか、酒井さんのソロ活動の告知とかもあった。酒「あのー僕、サイン会ていうのもやってまして、それで、あの、漫画を…ギャラリーに…こう、お洒落な」内「原宿」酒「なんだっけ、ナントカ通り…みたいな」内「原宿」酒「…あ?原宿?原宿らしいです。そこに1ヶ月飾りっぱなしなんで」客「(笑)」酒「原宿によく行く人は…あの、見て行って下さい。あと、今日のフライヤーにも入ってるんですけど…でかすぎて入りきらなかったんですけど…ちょっとコピーの縮小がうまくいかなくてですね…でかいんですけど」客「(笑)」酒「あの、あ、今日のしおり!しおりもね、毎回、僕が、昨日の夜中の3時までかかってローソンで…コピーして」内「(笑)」酒「なんであの、地味に単価高いんですよ、意外に。だからあの…こう…終わってから床に落ちてたりすると…すごい…あの……」内「悲しくなるんだ?」酒「うん…」客「(笑)」酒「あの、その、さっきの、フライヤーなんですけど、僕、サイン会ジャパンツアーていうのをやるんですよ」客「(爆笑)」酒「あの主に…渋谷とか」客「(大笑)」酒「渋谷LUSHを皮切りに…渋谷LUSH…渋谷LUSH…」客「(笑)」酒「渋谷LUSHで、○○(←地名忘れた…)で、そして秋葉原グッドマン、ですよ」内「え、それでジャパンツアー!?(笑)」酒「そう、ジャパンツアー」客「(大笑)」。あと、どの曲か忘れたけど、酒井さんが突然間奏でメンバー紹介を始めてたり。有泉さんは「ベース!有泉!」だったのに、内野さんは「ドラム!マサト!」だった。なんでそこだけ名前!?ほんと可笑し過ぎる。こんだけえんえん笑わせておいて、曲はビシッ!バシッ!とキメてくるんだから、もう、ニクイったら無い。最近ライヴもあまり見る機会が無かったし音源も買ってないから知らない曲も幾つかあったけど、どれもほんとかっこよくって。ギターのやりすぎない歪みの音とか、正確なリズムとか、独特なベースラインとか、いちいちかっこいいの。髪の毛ぼわっとなってるひょろっと長身のボーカルギターと、ボーズでめがねでいつもニコニコしてるドラムと、なんかクールでやたら高い位置に構えてるベースと、見た目はお世辞にもかっこいいとは言えないかも知れないけど(どっちかっていうと"珍妙"?)、鳴らしてる音は間違いなくかっこいいんだ。やっぱりmooolsは凄いなあ。ファウルと共通するものを感じるんだよね、なんとなく、こういう部分に。アンコール、酒井さんと有泉さんだけ先に出てきて、何食わぬ顔でチューニングなど。あれ…うっちーさんは?と思ったら、のそりとエプロン姿で現れて、いつの間にかピンスポットで照明が当たってて、なんだか場内が神妙(珍妙)な空気に…。うっちーさんが取り出したのは、赤いリボンが結んであるお玉だった。ステージ中央まで出てくると、そのお玉を高く掲げて、しばらく停止。酒「今、この、ダイソーで買った、お玉を、ももえちゃんのマイクのように、お玉を、彼は、ステージに、置こうとしています!(←実況風)」。うっちーさんは、ほんとに仰々しい流れを経て、そっとお玉を下に置いた。沸き起こる拍手(と笑い)。途端にぱっと照明がついて、うっちーさんがニッコリすると同時にみんな猛爆笑。なんなんだこの儀式…!さいこうすぎる。しかも、それで終わって演奏始めるのかと思ったら、うっちーさんがおもむろにタワレコ(?)の黄色い袋を取り出し、なんと、今日の日付とイベント名が袋に印刷された割箸をひとつひとつ配り始めた。うわあ。酒「あのー皆さんの…全員分があるかどうかはわかりませんけど…割箸なんで、2本に割ればなんとか…」(割るんかい!)。ひととおり配り終わったところで、ようやくうっちーさんがドラムセットの前に座り、演奏モードへ。酒「皆さん、それが配られたということは…わかってますね?やることはひとつですよ?誰かが先頭切ってやんないと…ね?」。なんとまあ、割箸をペンライトのごとく…良い歳した大人達が大勢で…灰色の割箸袋を高々と掲げて左右に……なんなんだこの異様な光景。思わず後ろ振り返って見ちゃったもん。みんなほんとに割箸振ってたよ笑顔で。みんな ば か で 最 高 。うっちーさんてば自分で箸配っといて笑いすぎだし。その異様な状態のままほんとに1曲やったからね、このバンド。ていうか客も全員ばかだ。ばかすぎてだいすきだ。この日ここに居た全員と仲良くなりたい(真顔)。さんざん笑いまくって割箸まで振らされて(中山君も振ってたのかなあ…?)、それで、最後の最後が…「ジッポの絵柄になりなよ」!ギャアッ!!!きたーーー!!!子猫カレンダーはやんないだろうし…それならこれ聴きたいなあって思ってたから、酒井さんのタイトルコールで一気にテンションあがった、はじけた。おもっきり叫んじゃったもん、両手挙げて(←バカ)。もう、もう、もう、だからmooolsはニクイんだってば!可笑しいだけじゃなくて、最後にドンッ!とぶつけてくるんだから。あーもうくやしい。やられっぱなしだよ毎回。しょっちゅう見ててもひさびさに見ても、必ずこうだ。ああもう、にーくーいーーーーー!!!
はー…大満足。RyoHamamotoさんもBEYONDSも、そしてmooolsも、ぜんぶ良かった。すんごい楽しかった。ひっさびさにテンションあがりっぱなしの状態になってた。一瞬も落ちるときが無かったよ。これってある意味マジックだと思うわ。もーるすまつり最高。
 
※追記
・もーるす焼きを焼いてた髪の長いヤングなひと、中山君と「おー!」とか挨拶してたし、あれ…このひと誰だっけ?ち思ってたら、オーガユー〜のギターのひとだった。ああなるほど。
moools×テルスタ−でツーマンやるらしい@渋谷屋根裏。日が合うなら是非行きたい。
BEYONDSの首吊りTシャツ新しい色出てた?グレー×えんじ。前からあったっけ???
・RyoHamamotoさんは普段はベースのひとも居て3人でやってたりするらしい。今日はベースのひとの都合が合わなくて2人だったとか。
・RyoHamamotoさん出演の切欠は、酒井さんがソロで出たイベントで一緒だったことから…だそう。そのソロの時のエピソードもすごいおもしろかった記憶があるのだけど…具体的な内容が思い出せない…。