isawthelight2006-10-28

 
開演ギリギリくらいに行った、ひさびさグッドマン。
1番目ミュージックフロムザマーズ。何度か見たことがあるような気がしていたのだけど、実は初見だったらしい。いまFresh!でギターを弾いている藤井さんがボーカルギターを務める5人組。構成もFresh!と似てた(ボーカルギター+ベース+ドラム+鍵盤+サックス他いろいろやる人)。浮遊感のある音で、結構好きな感じかも。わたしはまだ藤井さん加入後のFresh!を見ていないのだが、もう何度か見ている友人が「藤井さんはテンションが高い」と言っていて、でも、わたしにはいまいち、その具体的な想像ができずにいたのだけど。今日みてわかった、確かに彼はテンションが高い(笑)。曲を始める前にいきなり「おおっし!後悔しないぞーーー!!!」とか叫ぶんだもん。それ聞いて鍵盤の人が怪訝な顔をして見せたら「ステージの上では…」って付け足してたり。ほかにも幾つかフシギ系ハイテンション系のMCをしていたのだけど、細かい内容はもう忘れてしまった…。でもとにかくおもしろかった。
で、個人的に注目していた藤井さんのギターの音なんだけど、いとうさんの音とはまったく違うなあ…というのが第一印象。まあ、機材もぜんぜん違ってたし…。でも、この音はこの音で、Fresh!では違和感無いんじゃないかな…という気はした。秋山ドラムとも相性良さそうな。んー、これは11/2はかなり楽しみにしていて良いかもしれない。
2番目佐々木匡士さん。初見。実はお名前すら初めてきいた…(無知ですみません)。基本はひとりでギターの弾き語りなんだけど、最初に弾いたギターのフレーズをLINE6でループさせて、その上に生歌と生ギターをのせて、それもさらにループで重ねていって。さらに、ギターや歌声だけではなく、合間にシャンッ!と鳴らした鉦(?)の音とかもループ。全体的にはおどろおどろしい感じの曲調なんだけど、でも重苦しさとかはなくて。途中で、どう聞いても日本語にも何にも聞こえない謎のフレーズをしばらく歌っていて、何???と思っていたら、なんとそれを逆回転でループ。あ、さかさまに歌ってたのか〜!と。床に寝そべるような姿勢で機材をいじって音を変えたりもしていて、見てても聴いててもぜんぜん飽きなかった。こんなおもしろいひと居たんだ!って思った。さすがグドマン、侮れん。終わってから告知をするときはすごくふつうの人だった…というギャップもまたおもしろかった。また機会があればぜひ見たい。
3番目101Aフジロック効果で人気上昇中なのか、今まであれだけガラガラでやる気の感じられなかった客席がにわかに活気を帯び始めてた。カメラやら何やらを構えてやる気満々のひとが前方に何人も…。すごいなー。ボーカルの女の人がオーラばしばしで、音も見た目もかなりかっこよかった。ドラムは今日はSallyさんて人だったんだけど…出来れば秋山さんが叩いてるところが見たかったなあ…なんて。あーんやっぱりFresh!が見たい!(おい)
トリにロレッタ。ひっさびさのライヴ。ていうか、2人になって初めてのライヴ。これが東京で見られるなんてねえ。2人になったから当然道具は増えてるんだろうとは思ったけど。出利葉さんの前に赤いちっちゃな鍵盤がひとつあって、サックス2本持ちも健在の模様。シャツにスラックスの出利葉さん(=いつ見ても絵に描いたような男前…)と、肩を出した赤いドレスの時津さんがステージに登場。ちょっ…どっちも美しすぎるんですけど…!なんなんだこの漫画みたいな美男美女具合!!!(うっとり)(まあ喋るとふつうの朴訥なフコーカ人なんだけど…) 既存曲は1曲…あった…かな…?似てるようで違う曲だったのかもしれない。鍵盤は確か2曲くらいしか弾かなかった気がする。出利葉さんが「初めてチャレンジします。こんな、よう弾けんのにね…」と言いながら、片手でパ・パ・パ・と弾いて、サックス吹いて、また弾いて、サックス吹いて…みたいな感じで。確かに、ほとんど単音だったし、鍵盤のほうの技術的にはアレだったのかもしれないけど、なんつーか、音楽はテクじゃないんですよ!というか。これはロレッタの音そのものっていうか、全体的に言えることだと思うんだけど。超絶技巧とかそういう要素は全く無いんだけど(て言ったら失礼か…汗)、とにかく絶妙なんだよね。音数の少ない中から生まれる、唯一無二のグルーヴ感。やっぱロレッタは「ほかのどこにもない音」だなあ…と再実感。豊嶋さんが抜けても、ロレッタはロレッタだったよ。いやはや、参った、参りました。ほんと、降参。たった2人でこんなことやっちゃう人が居るんじゃ、そりゃ、よしださんじゃなくても「もうふつうのロックバンドには飽きました」て言いたくもなるっての。最後、出利葉さんが「本格ボーカルにチャレンジします」て言ってやった曲も、なんじゃこりゃ!だった、ほんと。ご本人も「3番目に珍妙な曲です」とか曲紹介で言っていたけど、まさにそんな感じ。何をどうやったらこの音に辿り着くんだ…???みたいな。出利葉さんと時津さんの頭の中身がどうなってるのか、本気で知りたい。だって、出利葉さんがサックス吹いて、歌って、吹いて、歌って、そのうしろの時津さんのコーラスが「アイドンノー!」て。おかしいでしょそれ…。ああやっぱりロレッタは素敵だ!