やさしさに包まれたなら
初モナ、行ってきた。
出演は
・his Life is Records
・徳丸シューゴ
・Vasallo Crab 75
の順。
酒2杯+ケーキを食す。
(何しに来たんだおまえ)
徳丸君の時、フレンチトーストか何かのオリーブオイルじみた香ばしい匂いがそこらじゅうに漂っていて、でも曲はファンタスティックで、なんだかへんな感じだったなあ。
徳丸君はあんなに若い(?)と思っていなかったので、出て来た時ちょっとびっくりした。
ふだん道とか歩いててもぜったい気付かないと思う、あれ。
でも、出す音は変態変人変哲を絵に描いたような。そんなギャップ。
素足でベルを鳴らしたり、のこぎり弾いたり、ピアニカ弾きながらボワボワンとした音が出るへんなもの(筒の底からゴムひもみたいのが出ていて、振るとボワボワンいう)を操ったり、エフェクタでギターの音を加工しまくったり。
テレキャスがあんなんなるんだ。
デジタルディレイと、ピンクのアレと、青くて見たことない何か。あれであんな音が出るんだ。すごい。
歌もきれいで、最後の曲なんか、まるで1冊の絵本のようだった。
めくってゆくにつれ、新しい景色とやさしいおとぎばなしが展開する。
トリのバサロは、昨日のノーズじゃないけど、アンコールより本編ラストのほうがテンションがあがった。
アコギ2本+ベース+ドラム+バイオリン(時々鍵盤)、そして歌。
かーなーり、かっこよかった。
アコギの二重奏にむちゃくちゃ弱い。それにバイオリンだなんて。
ドラムがよく見えなかった(音もちょっと埋もれてしまっていた)のがすこし残念だったけど。
初見で良い出会いをしたなあと思う。
「僕達盛り上がってきたんで、皆さんも立ち上がって盛り上がったりしていいですよ」
(モナはお客さんはほとんど着席して見るスタイル)
左側のアコギのおにいさんの左手に釘付け。
ギターを弾く男子の左手はやばい。
あれだけで私を殺せる。たぶん。(いっそしんでしまえ)
ペコ+すろか中村君=his Life is Records。
2週間前に結成したらしい。
1曲目と3曲目は中村君の持ち曲(すろかの曲ではない?)だったそうで。
(タイトルどっちも言ったんだけど、ぜんぜん聴き取れなかった…)
3曲目の前に一度MCが入って、即興演奏も少し挟んでみたり。
そして、3曲目では、ぺこがKORGを操るという驚きの展開。
鍵盤をひとつ押さえながら、つまみをぎゅぎゅーーーぅっとひねって、音を歪ませていた。
そしてそのままシーケンスで流しつつ、後半はドラム。
うわー、なんか、すんごいマルチプレーヤーみたいじゃん。(え)
知らない人が見たら「器用だなー!」て思ってくれるよたぶん。
私にはなんだかむずがゆい気がした光景だったけれども。
2曲目は、ゆーみんのカバーで、「やさしさに包まれたなら」。
これがえらいはまっていた。
中村君の歌は私にはいまいちだったのだけど、アコギの音とぺこのドラムの音の組み合わせが、非常にさわやかだったので。
4曲目はアーハのカバー。
中村君がむりやり日本語訳詞(洋楽の日本盤についてくるやつ)で歌うとのことだったが、サビだけは英語のまま。
中村「サビはさすがに日本語では歌えませんでした。察してください」
ペコ「もー、ポッ(←ほっぺたを両手できゅっとやりながら)て感じよね。(日本語では)歌えんよね」
ポッ…て。
またMCや告知などをして(ぺこがフツーにMCするから、なんだか可笑しかった)、最後の曲。
スタジオには2回入ったそうで(計6時間)、その時にふたりで作ったという"バンドのテーマ曲"ぽいやつを。
うん、なんか、よかった。
予想よりちゃんと"曲"だったし、ふたりの相性もなかなかよかったみたい。
「ベースを募集してます」なんてMCで言っていたけど、これ、ベース居なくてもいいんじゃないかしら。
ふたりでも全然スカスカしてないし、このモナの空間にすごくあっていたから。
増やすなら、打ち込みとかのほうがいいかも。
ケイシロウ君も来ていたし。(ふつうに客で…だが)
どーしてもベースを入れたいっていうなら・・・すじゃくゆうきがいいと思う。
ななななないんだからとかじゃなくて。純粋に。音の色合いからみて。
ほかに「これだ!」って人が思いつかないんだよなあ。
むりやり探すなら、ex.サンガツ鎌田さんとか、オネスティ時の高桑さんの音とか、…だろうか。
でもちょっと現実的じゃあないしねえ。
なんというか、当たり前に「良いなー」って思えるというのが。なんだかちょっと不思議。
こう言っちゃー失礼だけど、数年前のペコにこういうことが出来たとは思えないから。
すろかは特に好きではないけど、これはいいなあ。
ぺこだから、とかじゃなく。ふたりで作り出す音が、良いなーと思った。
春風に炭酸をまぜた感じ…かなあ。
ぱちぱちはじけるようなシュワシュワ感と、やさしくてあったかい薄黄色の陽光。そして緑。
初夏、だね。
(今はもう"夏の終わり"になるのだろうけれど)
モナは、狭いのにお酒の種類がけっこうあるなあと思った。
ケーキとかフードはあまり無くて、あーんやっぱり440のが良いなーとは思ったけれど。
なかなかにくつろげる空間、だった。
そかべさんの歌がよく似合うような、部屋的雰囲気のライヴスペース。
ぜひまた来たい。
今後はどうなってゆくのかな。
なんだか、予想より遥かに展開が早そうで、ドキドキしてる。
来週のひろしソロも楽しみ。
うあー…仕事ぜんぜんおわんない・・・。