ベテランだから

isawthelight2007-11-03

 
ディスちゃんセットリスト
 
身勝手なオレにお似合いさ
怯えた剣
いた
THE END
また遭う日まで
だいなしにしちゃった
−−
因果結合666
 
mouse on the keysdOPPONAHTDischarming man。7時開演で終わったら10時過ぎてたので、早速明日の熊谷が不安になった。まあネストは結構転換とか時間かけるしなあ…。
1番手mouse on the keys。初見。メンバーの2人はフォーマルな格好というか、白シャツに黒ジャケットみたいな服装。ピアノとドラムが中央を空けて向かい合い、ピアノ(右側)のうしろに隠れるようにMacのひとも居て、背後には透けてるスクリーンがドーン!と。そしてなぜか中央にもマイクが。ステージ袖に目を遣ると…ネモジュンさん。あれ?これもメンバーなんだ?タニさん並に(?)いろんなとこに居られる御方。あ、あと、最初の曲のときだけキーボードが左後方に居た(1曲終わったら退場しちゃってもう出てこなかった)。ドラムのひとはドラムセットの中に鍵盤?トリガーみたいなやつ?も数台組み込んでいて、すごいなあと。スクリーンの映像はたぶんMacのひとが操作してたのかな?downyみたいにめまぐるしく展開するのではなく、景色がじーっと横に流れてゆく感じ。ほぼモノクロ。ネモジュンさんはサックスを吹く時だけ立ち上がって、あとはステージ上で屈み込むようにしていた。ネモジュンさんが立ち上がると背後の映像に中に真っ黒いシルエットが投影されるから、その影の姿も含めてひとつの絵なのかな…と思った。やや寝不足気味だったので照明を使わず薄暗いのは個人的にはちょっときつい時間帯もあったんだけど、ドラムのひとのすんごいプレイに釘付けになったり、ピアノの音はやっぱり良いなあと思ったりしながら、ゆらゆらと見ていた。まあ確かにかっこいいね、うん。しかし眠気の前には全てが無力となるのだったごめんなさい(え)。
2番目dOPPO。これも恥ずかしながら初見。ドラムが小柄なかわいい女のひとで、ベースのひとはなんとなくもーるすのひとに似てた*1。ボーカルギターさんはステージ前方に集ったお友達(?)の皆さんに野次られまくっていた。「早くやれー!」とかね。すごく愛されてるバンドなんだなと思った。実際ライヴが始まったらみんなほんとに笑顔で見ていてなんだかこっちも自然と楽しい気分になれた。曲調は思ったより激しさはなく、訥々と展開してゆく感じ。ドラムがパシパシ乾いてて良い音だなあと。ギターは、足下はシンプルなのにフレーズがいちいちおもしろかったりするから、いろんな色があって飽きないなあと。ベースも、京都バンド共通の特徴というのかしら…独特のくせがあって。だけど、全体としては、そんなに小細工してる印象は無く、ストレート…とは言わないのかもしれないけれど…しっかり芯のあるかんじというか、遠回しでない表現というか、シンプル(ていう言い方も違うかな…)だなあと思った。…いや、最近やたらコムズカシイことしてる難解極まりない音響系(笑)の若手バンドが増えてきてるよなあ…とか思うのだけど、そういうのの真逆を行ってるところがむしろ斬新(?)でかっこいいんじゃないかしら…と個人的に。バカテクでもこっちに何も伝わってこない音って実際たくさん存在するからね…まあdOPPOはそうじゃないってことで。うん。だがしかし眠気の前には全てが無力となr…すみませんごめんなさいほぼちゃんと聴いてました本当ですでも終盤で一瞬だけ意識がふtt…ごめんなさいごめんなさい。
3番目NAHT。せーきさん白T…(アートとの対バンの時に着てたやつ)。キャップをお召しだったのは御髪が乱れていたためでしょうかどうでしょうかどうでもいいかまあそんなこと(え)。つーかまた足下の内容が変わっていたような…うーん。セットリストには確か7曲しか書いてなかったが、プラスもう1曲演奏してたと思う。曲のタイトルがわかんないのでセットリストとかは書けない毎度のことながら。今日もやはり、MCなどはほとんど挟まず、ぶっ続けで曲を叩きつけていくようなライヴショウだった。ああでも途中で一度だけ、羽田さんがせーきさんの足下のセットリストの紙を覗き込みに来てた(曲順を確認してた?)りはしたかな…羽田さんがそういうことするのってあんまり無いことだからちょっとめずらしいなと思った。というわけでプレジャー語録は今日は無かったのだけど(え?)、コンガを叩いてるあいだ背中に回してるギターを後ろ足でおもっきり蹴り上げてギャーン!てやってたりはしてて、さすが毎度見所は作ってくれるよな〜…とか思ったり思わなかったり。NAHTのライヴはいつでもすんばらしい精度の高さと集中力で、緊迫感が半端無いと思うし、そこは純粋に感動してる、毎回。だけれども、なんか、最近のせーきさんは、ストイックすぎるというか"俺に近寄るなオーラ"が出てるというか…どうにもそういう感じがしてしまって、ライヴ中もときどき妙な気持ちになってしまう。まあたぶんわたしの気のせいなんだろうけども。なんだろうなあ…微妙にステージと客席との距離感というか…うすい壁みたいなのがある気がするんだよね…以前はそんなの思ったこと無かったんだけど。わたしだけかな…。まあいいか…(え)。
トリはディスちゃん。転換の時にステージ上を見てびっくり。えびさん相変わらずでかい…じゃなくて(←おい)…ギター持ってる!赤いグレッチのセミアコ!!!わーわーわー。バンドのメンバーは前回と変化無く、ドラムのっちさん、ベースあさこさん(今日はディスちゃんT)、鍵盤たまきさん、ギターくましろさん、という編成。ていうかえびさんのTシャツがDISCHARGE…(もしかしてあさこさんがディスちゃんTなのもそのため?)。1曲目、タイトルコールののち「身勝手なオレにお似合いさ」を初披露。今までこの曲だけライヴで演奏してなかったから、まあ今回はやるんだろうなとは思っていたけれど。あー…あの裏打ちのギターをえびさんが弾くのね…納得。Aメロ(?)でたまきさんがコーラスしてた。初披露ってのもそうだし、えびさんがギター持っていたというのもあって、曲そのものの世界にどっぷり…という感じではなかったかな…個人的には。まあまた明日じっくり聴けば良いや。これ1曲だけでさくっとギターを下ろしてくれたのでほっとする。「怯えた剣」→「いた」→「THE END」とぶっ続けで演奏。「怯えた剣」のシメから照明が一旦落ち、また下からふわあっと光が広がって静かに「いた」の導入部分へ。青く淡い空間の中でえびなさんの歌の世界にただただ圧倒され呆然と立ち尽くしていると、途端に目の前が明るくなり、瞬間、音と光の怒涛の連打に飲み込まれて「THE END」。圧巻。バンドスタイルのこの形態での"Discharming man"のほぼ完成形だったんじゃなかろうか…今日のこのライヴは。個人的にはやはり「THE END」はのっちさんのドラムプレイに集中的にやられてしまうのだけれど。この曲は特にバンド全体としての演奏の完成度というか音の純度が高かったように思う。そういえばのっちさんがドラムスティックの先を吹っ飛ばしたのってどの曲だったっけ…「怯えた剣」だったかしら…(確か今回は「THE END」ではなかったはず)。「また遭う日まで」も初披露…かな?最後は「だいなしにしちゃった」でシメ。ブログ等での宣言通り、アルバム以降の新音源2枚の6曲をきっちりと披露したわけなのだが、1st「Discharming man」の曲たちに比べ、レコーディングもアレンジも最初からバンドでやっているだけあって、やはりどれもこれもライヴ映えするなあ…と。「Discharming man」の曲たちにさまざまな方向からのアレンジを加えてゆくことによる変化の重なりをリアルタイムに体感出来たこともそれはそれで新鮮な驚きの連続だったけれど、一度音源として"完成"されているものをまた更に進化(深化)したモノとして生のバンド演奏で再体験できるというのもまた、とても刺激的なことだったように思う。やはり"Discharming man"は凄い。ただ歌が良いとかそういうことではなく、一向に停滞する予感が無いこと、常に変化し続け、煌きを増していっているということ。メンバーの退場とともに当然のように沸き起こるアンコールを求める拍手、「ワンモア!」の歓声。ステージの上に再登場したえびさんが「今回は新しい音源の曲を中心にやりたかったので、そういう感じでやったんですけど、まあ最後は…えーと、一番古い曲を…」と。となればやはりこの曲「因果結合666」。オノデラさんが会場に居たので、もういっそ飛び入りしちゃえばいいのになー…とか一瞬思ったりもした。まあでも、このバンドスタイルの完成度の高さを考えると、いきなり入り込むのは無理なんだろうけどね。(しかしそのうちまた見たいなあオノデラさんとの2人Discharming man…まあしばらく無さそうというか無理そうだけれども…)
終わって上の階に行ったらやたらと人がいっぱい居てびっくりする。おぐさんナオキさんサンチェさん…WINDA松本さん…よしむらさんこまつさん…ほかにもいろいろ。ひさびさにoさんにもお会いしたり、最近顔見知りになった人たちとかほんとにたくさんたくさん。代官山のときもすごかったけど、今日は会場が狭いぶん更に山盛りに感じた。えびさんとちょこっとだけお話*2して退散。

*1:酒井さんじゃないよベースのひとだよ

*2:上も下も極限状態…笑