20th

isawthelight2007-02-20

 
なんだかかなしい
神経衰弱
ムシズと退屈(新曲)
ファウスト
B2
理由(新曲)
サンザン
rat music for rat people
ギタリストを殺さないで
I HATE YOU
official bootleg
アハハン(新曲)
lucky man
no future
banging the drum
−−
襟がゆれてる
JACK NICOLSON
−−
イッポ
7月
 
 
20周年btbワンマーン。チケッツは当日券数毎のみでめでたく完売。開場の10分以上前からシェルター前に列が出来ていて、男子率がかなり高くて、中に入ったら場内混み混みで、平均身長高くて(←男子が多いので)後ろは何も見えないわ、タバコやら何やらで煙いわ空気薄いわ、やたらめったら関係者多いわ、eyから花かご(花かごだよ花かご)来てるわ、もう、てんやわんやの大盛況。おひさしぶりな方々にお会いしたり、初めてお話した方も居たりで、わたしもなんだかわーわーしつつ、おおむね開演予定時間の通りにSEが流れ出し、メンバー登場。一瞬フロアがどわっと詰まって、うえおあつぶされるううう…と思ったが、すぐに落ち着いてくれた。ぷはー…。よーさんまたパニスマ黒T(金髪よりは落ち着いた明るめ茶髪)、こまつさんまた茶色カットソー(激しく前髪斜め分け)、ちゃこちゃん黒ポロ、ろびは本日限定Tシャツを着用。ステージ袖には中肉中尾君、タカヒロさん、羽田さん、江崎さん、安岡さん(!)、小林愛さん、谷口さん、などなど、こちらもスター(?)勢揃いな感じ。こまつさんのドラムセットはブルー。バスドラは1個。シンバルおっきいのは3枚(+キック。今日はぜんぶパイステだったとおもう)。よーさんは赤のジャズマスター。特にMCもなく前フリも無く、じゃらーんと鳴らしてすぐに始まる。1曲目、なんだかかなしい。ぎ・やーーー!!!この曲だいすき!うわーうわー!!!よーさんがスタートからエンジン全開で、後ろ足が上がりまくってる。ぴょーんっダンッダンッと何回も笑顔で。すべて見えているんだぜ!なんだか悲しいんだぜ!わおーーーん!!!(←テンションあがりすぎ)(初っ端からこんな選曲でこんなテンションじゃ、こっちもあがらないわけがないですよええ)。2曲目3曲目と立て続けに披露された新曲*1もみんなノリノリで。ステージ上もフロア内も既に汗。ふああ。「ありがとう」とだけ言って水をごくごくと飲み干し、黙々チューニングをする吉村さん。それを真剣なまなざしで見守るお客さんたち。チューニング完了後、すっとうしろを振り返り、目線を投げる。こまつさんがチラッと頷いて、吉村さんのギターがじゃんじゃんじゃんじゃんっと鳴る。ちゃこちゃんも音を重ねていって、だんだんだんだん広がっていって、うわーっとなって、突如あのイントロが空間を刺す。ファウスト。ドドドドドドドドッとドラムが雪崩れ込み、場内再びハイテンション。吉村さんがふわっとジャンプをして着地、絶叫、そして何度も何度も後ろに蹴り上げる。こまつさんはどんどんどんどんテンポが速くなっていって、それがなんだか可笑しくて、ぶはっと笑い出しそうになるのを必死にこらえながら聴いていた。初っ端から威勢が良いねえ!すんごい楽しい。シメてすぐにカウントが入り、B2。こまつさんの加速装置は一旦スイッチが入ると止まらないらしい。ろびが体を内側(こまつさん側)に開いて「んー???」みたいな顔をしながら演奏しているのに気付いて、また笑いそうになってしまった。曲が終わってからよーさんがこまつさんに「後半に行くにつれてだんだん速くなってってる」と、声はあまり出さずに身振り手振りで。ちょっと苦笑いしつつ、水を飲み込みながら大きく頷くこまつさん。あはは、やっぱり注意されちゃった…。でもそんなこまつさんがすき(何)。吉「えー、われわれ、20年目にして、やっと独立…独立っていうか、レーベルを立ち上げまして。そこから、アルバムが出ます。レコーディングは一応大体終わってるんですけど、あとはちょっと…まあ作業が…。で、えー、アルバムは、春と夏の間くらいに出ると思います。よろしくお願いします。あ、あと、ツアーもやります!」。あれ…レコーディング"終わりました!"てキッパリ言い切って…た…よね?(誰が) ていうかツアーやるのか!どのくらい回るんだろう?札幌も行くのかな?関東何本くらいあるかな?全部ワンマンなのかな?東京は会場どこだろう?クアトロ?リキッド?…またシェルター?とにかく楽しみ。早く詳細出ないかなあ。吉「えー、では、そのアルバムの中に入る、新曲をやります。聴いてください」。お、また初披露の新曲。次のアルバムはまたちゃこちゃんの歌パート増えるのかな?って思ってたんだけど、これは確かメインで歌う箇所はなかった気がする。最近明るい曲が多くなってたけど、これはそうでもなかったかな…。そのまま続けてサンザン。そう、サンザンに続くのが自然な感じの曲だったと思う、さっきの新曲(「理由」というタイトルらしい)。サンザンはやっぱり、ろびのベースがぐねぐねずんずんいっててかっこいいなーと思う。ていうか今日、吉村さんの歌が全編にわたって非常によく聴こえていた。ハコにもよるんだけど、時々、吉村さんの歌がぜんぜん聴こえないライヴがあって、あれはほんとうにすごく聴き難くて嫌なのだけど、今日は音のバランスがとても良かった気がする。いちばん最初の音出しのとき、あれ?今日あんまりギター爆音じゃないな…て思ったのだが(ほんまさんのサウンドチェックのときは「やっぱ音でかっ!」て思ったのに)、始まってみたらやっぱりいつもの轟音で、でも、歌もちゃんと聴こえるな…と。こまつさんのシンバルの音もとても聴きやすかったし。やっぱりbtbはシェルターだなあ。うんうん。吉「えー、今日は、新曲を、ずっと、最初のほうから、たくさん、やってるわけなんですけども。ちょっと、ひさびさな曲もやってみようかなと思います。聴いてください、rat music for rat people」。あらほんとにひさびさ。一瞬どんな曲だったか思い出せなかtt…なんてなんてなんてね!(←おい) 静かーにすすんでいって、そのまま繋げて「ギタリストを殺さないで」。サビのちゃこちゃんと吉村さんのハモリ、これは先日のチッタのほうがきれいに聴こえていたかも。メロディがすごくきれいな曲だからなあ…アルバムは全体的にこういう路線なのかしら。ううむ。繋げるような繋げないような…な感じで鳴らされた次の曲のイントロは、なんと、I HATE YOU。おおおおお!場内からもいくつか「うぉ!」みたいな声があがっていた。なんたって、あのROOMのc/w曲だもんね*2。吉「えー、アルバムのタイトルが、ギタリストを殺さないで、なんですけども、なんで、ギタリストを、殺さ"ない"、"で"、なのか、よく自分でもわかりません」(えええ…)「今日は、そのアルバムに入っている新曲をやったり、あ…さっきやったのは…I HATE YOU…すごいひさびさでしたね」。「シェルターにこんなに集まってくれてありがとう」みたいなことを言ったのってここらへんだったかしら。で、このイベントのタイトルにもなってる曲…みたいな感じで次のをやったんだっけ?ちょっと記憶曖昧。official bootlegは、今日やった新曲群の中では、たぶん一番最初に披露し始めた曲だったような気がするけれど(神経衰弱のほうが先?)。もっと後にやり始めた「ギタリストを〜」のほうが、イントロとかはっきり覚えちゃってるんだよなあ…この曲はまだちょっと馴染めていない、自分は。荒野ニオケル〜とか地獄のロッカーとかもそうなんだけど、自分の中で「タイトルと曲のイメージが一致しなくてちょっと覚え難い」曲のひとつになりそうな予感…(え)。吉「じゃあまた新曲、アハハンていう曲を聴いてください」。・・・え?アハハン?ほんとにそういうタイトルなの?Aメロ(?)ていうか序盤が、ドラムがドン、タン、ドン、タン、な感じで、めずらしー!て思った。btbではFOEのときほどじゃないけど、こまつさんて大抵は変なリズムが多いっていうか、あんまりこういうの叩かないよなあ…と。むー、なんだか不思議。まあ良いんだけど。この曲があんまりテンポ速くないだけかな…て思ってたけど、なんか、このへんからちょっとだけこまつさんの速度が落ちてきてた気がする。速度ていうかパワー…かな。叩く力がめいっぱい!じゃなくなってるような。ああいや手を抜いてるとかじゃないと思うんだけど。次がラッキーマンでその次がno futureだったんだけど、ラッキーマンもまああんまり速くはないけど、中盤ちょっとゆっくりなって後半バーン!てなるところの爆発具合がなんか、ちょっといつもより弱かったかなー…と。うーん単に気のせいかもしれないけども。でも、no futureは明らかに弱かった気がしたんだよなあ…。いつももっとバーン!ガーン!バッシャーン!なのに…って。ライヴ序盤はほんと凄かったんだもん、ドラムの音圧。だけど終盤ではちょっと威力が落ちてた気がしたの、なんとなく。吉村さんに「速くなってってる」て注意されたからかなあ?うーん。よくわかんない。わたしの勘違いかもしれない。うん。すみません。本編ラストはいつものbanging〜。これもさ…なんか…弱いような…気が…し……たけど気のせいですかそうですか。ああそうか、音響の問題かもしれないよね、うんうん。よくわからん、所詮素人耳だし。あははん(何)。よーさんが「ドーラム叩くのさ!」て非常に熱く威勢よく絶唱してるんだけど、その指されたドラムが…なんか……。ああもういいですかそうですか勘違いですかすみません。でも気になった個人的に。はいもうそんなの書くなよみたいな。ごめんなさい。若干むうう…となりつつアンコール待ち。出てくるのちょっと遅いな…と思ってたら、こまつさんが限定黒Tに着替えて出てきた。あとの3人は変化なし。ぼーっとステージみてたら、視界にほんまさんが持ってきた吉村さん用の歌詞の紙が入ってきて、もちろんこちらから見たら紙は裏だったんだけど、たまたま光に透けててね…。え…何の曲やるのかわかってしまったじゃないの…くのう!ああでもプールサイドじゃなくてよかった…て、心底ほっとしたのは事実(聴きたかった人居たらごめんなさい)。吉「えー、ありがとうございます、ありがとうございます。えー、今日は、曲をつなげることをがんばったんですけど、がんばりすぎていっぱいいっぱいになりましたね。なので、アンコールはゆっくりやらしてください」。あ、そうだったのか…。言われてみれば確かに曲間切ってるのほとんどなかったですなー、今日は。なるほど。さっき紙が見えたのはアンコールの2曲目のほうだけで、1曲目は何やるのかわかってなかったんだけど…。き、きた!襟がゆれてる!!!ひょーーーう!ワンマンのときってなんだかんだでこの曲やるよね、なぜか。すんごい好きな曲ってわけでもないけど、やっぱりぐっときてしまう。場内もなんだか感涙の空気。「アンコールはゆっくり」とのことで、一旦シメ。んで2曲め。これは紙見えてたからわかってた、よーさんのギターのイントロでぶわわっと背中を駆け上がっていく興奮。ジャックニコルソーーーン!!!!!んもう、これ大好き。4人になってからの曲でたぶんいちばん好き。序盤からすんごい楽しいんだけど、間奏でドラム一旦止まってギター2本だけになるのがしばらく続いた後に、トッ、タン!で軽めにドラムが再び加わって1ループ、ドタタッドタタッドタタッタドン!(ブレイク?)の、その後!その後の1ループ!!!ここの1ループのハイハット裏打ちすんのが、もーーー、さいっっっこうに好き。ここにくると、顔が笑っちゃうのを抑えることが出来ない。どうがんばっても、にまにまにま〜ってなっちゃう。つーか無理に堪えるとほっぺが引き攣る(バカ)。ここの照明がキラキラすんのも、ギターがキラキラすんのも、ベースがうねうねすんのも、ほんとうに好き。やっぱ3人が良いなーとかふだん言ってるけど、この曲を生み出してくれたことに関しては、4人になったことに感謝する。ありがとう。混み混みの中で踊ったからけっこう汗かいたなあ…。まだまだ拍手は止まず、2回目のアンコール。今度はほんまさんの持ってくる紙を見ないようにしなくては…と意図的に目を伏せて待機。一旦ほんまさんが持ってきた紙を吉村さんが突っ返して「これじゃないよ」と。慌てて違う紙を持ってくるほんまさん。やばいやばい、見ないように見ないように。吉「えー、今日は、こんなに集まってくれて、ほんとうにありがとう。ではまた新曲を聴いてください、イッポ」。あー…なーんだ…新曲か。今日はシメも新しいアルバムの曲やって終わるのかもね…さんざんリリースの告知してたし、今いちばんやりたいことが曲となってアルバムに詰まっているのだろうし。まあ、そういうのもアリだよね、うんうん。なぜだかほっとしたような気持ちになって*3聴いた。イッポ。ちゃこちゃんのコーラスまたあんまり聴こえなかった…けど、曲はだいぶ馴染んできたかな…と。明るすぎないし、なんか、力強くて良いな…と思った。タイトルの通り、何か新しいものとかに一歩踏み出すような、そういう意味をこめた曲なのかもしれない。歌詞は未だにちゃんと聴き取れてないんだけど、なんとなく、そんな印象を受ける曲。ほんまさんが横からオレンジのテレキャス(もどき)を出してきて、それを肩にかけながら吉村さんが「あのね、この曲が出来なかったら俺バンドやめるっつったからね(笑)。歌は最初に出来たんですけど、曲がなかなか出来なくて、曲は最後に出来ました。出来てよかったーぁ」って。こまつさんが後ろでフフッと微笑んでいて、お客さんもなんだか和やかなムードで、袖に居る人たちもみんなニコニコしてて、まさに大団円で、さあ最後、何やるのかな?と。「じゃあ、最後、今日はありがとうございました」と言って吉村さんが弾き始めたイントロは…7月だった。あのテレキャス(もどき)で、はじめは静かに、そしてだんだんと激しく。みんな、声にならない思いを、腕を挙げたり叫んだり顔を覆ったりこぶしをぎゅっと握りしめたりしながら、彼が鳴らす次の音、そのまた次の音に込めて、待っていた。一音一音を、噛み締めるようにして、叩きつける轟音に打たれ続けていた。最後のアウトロは圧巻だったなあ…。吉村さんがギターを抱え込むように背中をまるめて、グワーーーッと掻き鳴らして、だんだん上体を起こしながら、ますます激しく掻き毟っていって、ガンッとギターを下ろしたとき、真っ白い光がぶわっと広がって目の前の景色を瞬時に飲み込み、ただただもう、言葉も出ず、呆然と、「ありがとう」と言ってひとり先にステージから去っていくその姿を見送るしかなかった。拍手をするのも忘れて、あのオレンジ色のギターの残像音と、ちゃこちゃんのギターとこまつさんのドラムとろびのベースの音に身を委ねて、しばらくはただ、立ち尽くすしかなかった。MO'の「HigH」ていう曲もそうなんだけど、照明なんて、他の曲でもバーッと真っ白になることが何度でもあるのに、なぜ、あの光と音との爆発が同時に起こると、途端に涙が溢れ出すのだろう。べつに悲しいことを歌っている曲というわけでもないし、自分の原体験にリンクするとか、この曲にものすごい思い入れがあるとか、そういうことでもない。よくわからないけれど、なぜか、勝手に涙が出てくるんだ。やっぱり凄いわこのバンド。こんなにも轟音で、歌はときどきただガナっているようにしか聴こえないときもあるというのに、どうしてか、とてつもなく美しいと思えてしまう音楽。しろっぷの美しさとはまた違うのだけど、なんだろう、しろっぷの美しさは赤とか黒とかなんだけど、ぶっちゃーずの美しさは、青とか白とかなんだと思う。きういろーるも青だったな…あの音の美しさは。ああ、こんな陳腐なわたしのことばなんかじゃ、あの素晴らしさの1000分の1も伝わらないけれど。ちょっと最近、btbのライヴに行くのにそんなに積極的になれなかったりもしたんだけど、あーやっぱり好きだなあ…て思ったよ。3人のほうがいいとかそういうのはあるけど、でも、そういうのもぜんぶ超えて、原点という意味で。うん、大好きだ、ぶっちゃーず。
物販は開演前も終演後も見たけれど、結局カンバッヂしか買わなかった(給料日直前でフトコロ事情が…泣)。タオルほしかったなあ。また売るかなあ…あれ。
谷口さんや中尾君は袖に居たのが見えていたからフロアに出て来てるのを見ても驚かなかったけど(ていうか中尾君はシェルターにいつも居る)、パニスマよしださんが来場されていたのにはちょっとビックリ。何か用があってのご来場だったのかしら…とは思ったけれど、よーさんパニスマT着てるし、けっこう交流があるのかもしれない、実は。よくわかんないけど。つーか今年はまだパニスマを見ていない、けど、よしださんは何度もお見かけしている、みたいな。おかしいですねそうですね。うん、そろそろまじめにスケジュールとか調べてライヴを見に行こうそうしよう。

*1:神経衰弱は去年後半から結構演奏してるけど。ムシズと退屈はこれが初披露かしら?序盤の展開がちょっとクセのある感じのなかなかハードな曲だった。

*2:わたしはROOMのアナログを持っているのだが、レコードプレイヤーが今の家に無いので、べつのコンピに入ってるやつしか聴けないという罠。かなしい。

*3:こないだDRFでプールサイドやったから、ダブルアンコールでまたやるんじゃないかと思ってすごい警戒してた…。