INAZAWA×4

 
というわけで、かいほく+大岡から見た。ばずらのてっぺー(Gt.)とアリエさん(B)が居て、4人編成だった。新生ろすといんたいむ(?)はこのメンバーってことなのだろうか。センターにかいほく君…ていうのがまず激しく違和感。1曲目はかいほく君がアコギで歌い始めて、じょじょに後ろが加わっていく…みたいな感じで。かいほく君はすごく激しくて、それは以前のろすとの時のそれとはすこし違っていて、なんていうか、ちょっと、痛々しさみたいなものを感じてしまった。どこか弱々しくて繊細で、まっすぐに歌を伝えたくて、でも不器用でちょっといびつな形にしかできなくて…みたいな、そういうのがあまり感じられなかった。すごい自信満々!ていうか、そういうふうにいっしょうけんめいがんばって歯を食いしばって装って見せてる…みたいな、力強いし本人も楽しそうに見えるのは見えるんだけど、どこか無理をしているような、ちっちゃいズレがあるような、そういう感じに見えてしまった。あくまで個人的主観だし、そもそもが気のせいだったのかもしれないけれど。てっぺーのギターは全然主張してなくて(時折ギラリと光る刃のようなものを垣間見せていたのは、さすがだとは思ったけれど)、アリエさんも割と淡々とした音でやっていたように思う。かいほく君だけが、歌もギターもガツガツジャキジャキしていて、センター!フロントマン!ていう気迫を前面に押し出していたように思う。大岡さんからは特に肩に力が入っているような印象は受けなかった。なんか、よくわかんないけど、4月と8月の自主企画の時のしろっぷみたいだなあ…とか思ってしまった。音はかっこよくなってるのかも知れないけど、何か、大事なものを見失ってしまっているような…。うまく言えないけど…。(割とどうでもいい蛇足→最後のカバーでアリエさんがものすごくやたらハキハキとコーラスしてたのがおもしろかった。あーだから今夜だけはーーー♪)
次、エイジさん。フロア内が非常にゆるかったので、ドラムがよく見える位置までするすると移動してみる。周りでノッているひとは少なかったけれど、わたしはエイジさんはかなり楽しかった。音は特にどっちって決められないんだけど、佇まいというか、音に自分の感情を叩きつけてる具合が、右のギターのほう(弟?)がわたしは好きだなーと。今日は右側ギターとドラムばっかり見てたな。ドラムはほんと、毎度毎度、見てて爽快なので。このバンドを最初に見た時は、ギター2本の重なり(アレンジ)がイマイチ…と思った記憶があるのだけど、最近はそういうのぜんぜん思わなくなった。というか、かなり好きになってきてる。耳が慣れたせいもあるだろうし、エイジさんの曲自体の変化もあるのだろうなあ…。ものすごく個人的には、トーキョー進出(本拠地が奈良じゃなくなる)はしてほしくないなあ…と思っているのだけど。そのうち引っ張り出されて(?)来てしまうのかな……。
ここで45分の休憩。前の人が傍若無人にスペースを取って座り込んだうえにマジ寝してしまっていたので、立っているのも狭くてつらくて、ぜんぜん"休憩"にならなかった。でもロビーに出てもどっちにしろ混んでるし…なんだよね。会場を離れてどこかに行くには45分はちょっと微妙だし。うーむ。
で、休憩が明けて、ポリ…と思ったら、何故かてっペーが出てきた。「俺、さっき、ろすとで出ましたけど、全然主張してないっすからね。あれ、ギターソロ、弾いてないっすから。ただ痙攣してただけですから」って、え、それって、某Sろっぷに参加してる某A木さんに対する嫌味?( お い 。)
ポリは、位置のせいもあったのかもしれないけど、今までみたポリのライヴの中で一番ラクだった(押しとかが)。つーか前のほうはしろっぷ狙いばっかりだったから…かな、どっちかっていうと。いつもみたいにノッてるひとばっかりな感じじゃなかったし。イベントだからしょーがないのかも。URGE ON!が最初のほうにあって、シーラカンスとかBABY BIASとかもあって…っていう、最近いつも通り?な感じのセット。最後にカバーでセッション。某V&TOMのいなざわなんちゃらってひとが、黒イベントTシャツに紫のネクタイしめてポリサングラスかけて出てきてましたよ奥さん。おなじサングラスするとハヤシとの顔の大きさの違い(つーか下膨れ具合)がものすごいハッキリしちゃって見苦s…なんてね!カバー曲はP-MODEL!!!ハヤシーーー!!!!!(年代ばれますy-kさん)(てゆうかハヤシも…な) 某あひとさんの奇妙なステップがものすごくきもちわr…なんてなんてね!
続いてペリ(つーか、たかはしさんソロ)。アコギ一本でふんわりと。冒頭からカバーを3曲やった。ユ−ミン聴いたらHLiR思い出しちゃったよ…(わたしだけですねそうですね)。やっぱり、たかはしさんの歌には、余計な味付けは要らないよなあ…と。バックバンドとかそういうの必要無い(個人的には)。アコギと歌だけでじゅうぶん。あのふんわり感がたまらない。ほんと良い声。つーか、話す声もきれいなんだねえ…。トークの内容はともかく(え?)たかはしさんのラジオはぜひ一度聴いてみたい。
こんなふんわりほわほわの後に…ここでBEYONDS。なーんか、タイムテーブル出た時から嫌な予感はしてたんだけど…。ほんと、ものの見事に、誰もノッてなかった。つーか、聴いてすらいなかったんじゃないだろうか、大半は。盛り上がらないとか、もう、そんなレベルの話じゃないもんね(笑)。わたしなんて、ひとりで構わずノッてたら、後ろのひとに思いっきり腕で小突かれたし(笑)。たぶん居眠りかなんかしてたんだろうね…そのひと。ぶつかっちゃってごめんなさいね。でも、いまライヴ中ですから★みたいな。今までもアウェイなライヴはいっぱいあったけど(つーかアウェイじゃないほうが少ない?)、今日ほど疎外感(むしろもう迫害レベル?)を味わったのは初めてなんじゃないかしら。演奏もはっきりいって今日はあんまり良くなかったし(谷口さんまたシルトのギターが裏打ちだった…)(岡崎さんの機材トラブルもまたあったし)、メンツ的にも位置的にも客層的にも、予想を遥かに超える浮きまくり具合で、なんだかちょっと胸が痛くなってしまったよ…orz
 
BEYONDSセットリスト↓
・シルトの岸辺で
・緑色の光線
・Touch My Life
・リグビダートル
・A Proud Man
・I CAN'T EXPLAIN
・DEAR FIRENDS GENTLE HEARTS
 
つーかTouch〜って、新曲とか前回書いたけど、あれって「The World〜」に入ってる曲じゃんね…。谷口さんギター弾いてるし、アレンジ違いすぎててわかってなかったよ…(つーかわたしUNLUCKYばっかり聴いてるから、The World〜のほうの曲はイマイチちゃんと覚えきれてないので…)。つーか昔のアレンジのほうが良k…なんてなんてなんてね!谷口さんがギターを下ろして、「わたくしたちはどこから始まり、どこへ向かってゆくのか…」みたいな話とか、カンバセーションがどうのとか言い始めたから、ああI CAN'T EXPLAINか…と。で、始める前に「では、ありがとうございました」なんて言ってたから、今日はこれ1曲で終わりかー…みたいな。なんだか物足りないし不完全燃焼だよなあ…。つーか、やっぱりFEDDISH THINGSとかTOOLS YOU CAN TRUSTとかDEAR FIRENDS GENTLE HEARTSとかAUTO GRAPHICとかはちょっとしばらくやんないことにしたのかな…って、かなりしょんぼりしちゃったんだけど。I CAN'T〜シメてすぐにてっきんがあひと君に「ちょっと待って」みたいなジェスチャーをしたから、あ!まだある!?と。まあでも、期待させといてWHAT'S GOIN ONとかREVENGE OF THE LAWNだったりするかもな…とか思いつつ(これらが嫌なわけじゃないけども…)てっきんのチューニングが完了するまで少々待機。「よっし!」とてっきんが小さく呟いて、4人が頷き、始まった最後の1曲は…DEAR FIRENDS GENTLE HEARTS!!!きたーーー!ひっさびさ!!!いきなりものっそいテンション上がってしまった。最後の最後にキた。今日の谷口さんは、こないだのロフトみたいにはギラギラしていなくて、イベントがイベントだからなあ…とか思ってたんだけど、最後だけはかなり暴れてて、ウギャー!ってなってたよ。やっぱりこうでなくっちゃね。紫のだぼだぼTシャツによれた緑(緑だよ緑)のズボンとかいう出で立ちでも、かっこいいもんはかっこいい。谷口さんはかっこいい。(でもほんと今日は全体的には今までで一番イマイチだった…)
そしてトリ、しろっぷ。
 
しろっぷセットリスト↓
・新曲
・イエロウ
・真空
・I'm 劣性
・神のカルマ
・春夏秋冬(カバー)
・リアル(with V&TOM)
 
ついついBEYONDSモードで真ん中なんかに居たのが失敗だった…。わたしはいがらしは見えなくてもいいひとなので(中畑さんが見えれば良い)、なんだか視界が慣れなくて微妙に居心地が悪かった。周りの押しもハンパないし、奇声発してるひとは居るし(奇声っつーか黄声?)。今日一番驚いたのは、ゆたかさんが、別人みたいに音色を変えて来ていたこと。あれにはなんだか拍子抜けしてしまった。最初の新曲(?)のピアノみたいな音がちょっと歌にかぶっていて若干音量下げて欲しいなあ…とは思ったけど、あとはなんか、すごい自然にしろっぷの音として聴けてしまう音になってしまっていたから…。いや、むしろ、これで良かったっていうか、最初からこの音だったらファンにもそれほど反発を買わずに済んでいたのかも…とは思うけれど。でも、なーんか、なあ…。そんなに歩み寄るタイプの人だと思ってなかったので…。まあ、前回みたいな音がしろっぷに合ってたかっていうと、個人的には全くそうは思えなかったんだけど。でも、なんていうか、それでこそゆたかさんていうか、あなたは今までのしろっぷに無いモノを土足でぶち込みに来たんじゃないんですか?っていう…。あの音のままでやって欲しかったわけでは決してないのだけど、ゆたかさん個人の音が好きな人間としては(裏腹っつーか、自分でもわけわかんないけど)あんな「普通の音」のゆたかさんてちょっとどうなのかな…みたいな気持ちも少しはあったり。いや、かっこいいんだけどね、勿論、これでもじゅうぶんに。でもなんというか…うーん…。カバーの入りでいがらしがミスって、ゆたかさんが両腕あげて「はいはいはいはい」みたいに誤魔化してあげてた。なんなんだあのハイテンション具合(べつにいいけど)。最後のリアルはすんんんんんごい楽しかった。こういう形態での参加なら毎度やってもいいよゆたかさん(え)。アリエさんあひとさんも出て来て、ドラム・ギター・ベースがぜんぶ2つずつ。ドラムがドカドカドコドコとバトルしたあとに、いがらしが「マキ、カモン!」て言ってktdmkソロがあって、そのあと「アリエ、カモン!」でアリエさんソロもあって。この流れだともちろん次は…五「ゆたか、カモン!」。ゆたかさん、某いとうしんいちみたいな類の何かが取り憑いたんですか?みたいに、ギーン!ギーン!ギーン!って3回連続で上体反らししてて、ちょっと気持ち悪k…なんてなんてなんてなんてね!ああちなみに、しろっぷ自体の感想は「ふつう」でした。わたしは個人的に「ライヴ数少ないんだから、たまにやるこういうライヴでは何かトンデモナイものを見せてくれるはずだ!」的な期待はほとんど抱いていないし、準備期間を考えても、新曲1曲とカバー1曲やっただけでもうじゅうぶんというか、よくやれたなあ…って思ってしまうのだけど。リアルとか真空とかは"お決まり"すぎてツマラナイっていう人も多かったりするのかしらね。新曲は、わたしは、悪くないと思った。青木さんアリで、も。すこしずつ…でいいかなって、なんとなく、思ってる、最近。あんまり多くは求めないほうが自分もラクだし…ね。
グッズとかは何も買わず、しろっぷの次の自主企画の告知ポスターを横目に会場を出て、そのまま居酒屋に。延々バカなことばっかり喋ってすみません。明日こそV&TOMみる!みるったらみる!