サマードレス

 
ちょっと時間が押しての開演。
本編はアルバム曲全部+プラスマイナスとのスプリット曲全部(だと思う)。
開演前のほんまさんの音出しの時点で「あれ?音、そんなにでかくない?」と思ったのだけど、ほんとうにあんまり音がでかくなかった。
でかくないというか…すごく聴きやすかった。良いほうの意味で。
btbは、爆音過ぎるがゆえに、音が割れてて歌がまったく聴こえないことも多いけど、今日はぜんぶの音がクリアで、とても良いバランスだったと思う。
吉村さんがエフェクタ減らしてるのも大きいのかもしれないけど、今回のdrumの曲達をやり始めてからのライヴは、ギターの音がとても良いのでうれしい。
ひさこちゃんの音より吉村さんの音のほうが好きだけど、やっぱりどっちもきれいに聴こえてくれたほうがいいもんね。
ギターの音量が下がった(?)せいか、こまつさんのドラムもいつもほどは爆音ではなかったけれど、あのスネアの音とか、シンバルの音とか、やっぱりこれだ!っていう音にまみれまくれて、すんごくしあわせだった。
秋山さんも柏倉さんも好きだけど、やっぱりこまつさんだなー。
計算してるようでしてないようで…っていう、ぶっ壊れ具合が最高。繊細さも無いわけではないけど、基本はパワフルで。スネアに穴あけちゃいそうなくらいの。
ちゃこちゃんも歌がうまくなっていて、ギターもキレていた。思わず拳を上げたくなったくらい。
ろびは遠くてあんまり見えなかったけど、banging〜のイントロとか、痺れたなあ。


アンコール1回目。
セットの紙が見えてしまったのだけど…うわあああ。
私がある意味トラウマなあの曲が・・・
どうなるんだろう…また悲しくなるのかな…って思っていたけど、結果としては・・・ 泣いてしまった。
まずNICOLSONでどわーっとあがり、そしてsunnでハッピーになり、ファウストでまたぐあーっと踊りまくり。
そして…
プールサイド。
私はこの曲のイントロのあのギターのフレーズは吉村さんでないと嫌なのだ。
以前、それをちゃこちゃんが弾いてるのを思いっきり目の前で見てしまった時、あまりにショックで泣いてしまったくらいに。
でも、今日泣いたのは、そういうことでではなく。
イントロは、自己防衛の意味も込めて目を閉じて下を向いた状態で聴いたのだけど、間奏で、ふと吉村さんの手が見えて。
そこでは、ちゃこちゃんと吉村さんがあのフレーズを2重奏していて、つまり、吉村さんもあのフレーズを弾いていて。
それ見ながらあのフレーズを聴いていたら、目の中にどんどんどんどん水がたまってきて、頭の中も音でいっぱいになってしまった。
吉村さんは詞をぜんぜん歌えてなくて、こまつさんなんか後ろでゲラッゲラ笑ってたんだけど、そういうのはどうでもよくて、ただもう、あのフレーズだけがすべてで。
アウトロがロングバージョンになってて、また吉村さんがあのフレーズを弾いてて、もう、涙が止まらなかった。
この曲は私にとってkocoronoよりも大事な曲で、だから、吉村さんが弾くこのフレーズというのがとても重要で。
本人たちにはどうでもいいことかもしれないし、こんなことにこだわるのもバカみたいだけど、でも、ほんとうに、これだけのことで胸がいっぱいになってしまうのだから。
そういう曲なんだ、これは。


で、アンコール2回目は、そのkocoronoの曲をだーっと。(これもセット思いっきり見えてた…笑)
12月、2月、そして7月。
12月は、3月4月と同じくらい大好きで、2月もこまつさんのマーチングドラムと冬の終わりを感じさせる歌詞とサウンドが大好きで。
そして7月は…
さっきのプールサイドのこととか思い出して、延々と続くイントロを聴いていたら、また涙がぼろぼろ出て来てしまった。あーもうバカ。泣きすぎ。


終わって友達に会って、プールサイドが…と言いかけたら、前回の"ちゃこちゃんが弾いててショックで泣いた"時のことを知ってる友達が「あー今日もダメだった?」みたいに訊いてきて、いや今日は違うの…と説明しているうちに、また涙がばーって出て来て、ほんとバカみたいだった。
ティッシュ探しても見つからないし…。
あんな歌詞飛びまくりのプールサイドでここまで感動しなくても…って、自分でも思わないでもなかったんだけど。そういうことじゃないんだよね…あれは。


Tシャツ買って外出て、みんなでごはん食べに行ったんだけど、その行く途中でもまたプールサイドの説明しようとして涙出てきちゃって…いいかげんにしろよと。
なんでこんなに涙腺ゆるいかねー…
あーもうほんと、一緒に居た人達みんな、ごめんなさい。